共感のふるまい①「恕」(孔子のことば)

論語は、倫理道徳を教える儒教の経典と言われますが、実は、人びとが共に、よりよく生きるためにどうしたらよいかを、孔子が弟子たちにやさしく説いた、具体的な行動の指針です。孔子は、知識以前に、恕(じょ)が最も大切である、と説きます。それは、相手の身になること、共感の心です。そして、じぶん自身をも思いやる心だと言うのです。

Empathy matters most.

身体に丸ごと取り込むことから

どんな学びにおいても、いちばん基本的な動作を覚えない限り、何も習得できません。野球を練習するには、キャッチボール、料理なら包丁の使い方、ふだんの生活には、ことばが話せること。それらを「丸暗記」とは呼びませんね。声にして身体に丸ごと取りこみ、身につける。それは古来より、いちばん確実で信頼性の高い学びのメソッドです。

Practice Empatheme.