想像の冒険 [実はいつも夢を生きている]

5歳の時、チム・ラビットに出会いました。いいえ、たったいまのわたしが、5歳のチムです。50年前の「思い出」ではなく、いまが5歳のじぶんです。50年の月日は、どこにもありません。再びチムと出会った、このひと時が50年です。想像は冒険です。相手の身になるフリを演じるじぶんが、その冒険に現れます。いつも夢を生きているのです。

You’re always living your imagination.

人はじぶんの物語を語って、生きている。

「生きるとは、人生の出来事ではなく、思い出すことである。思い出して、どのように語るかである。」ガルシア=マルケスは、最後の著作『Vivir para contarla』(生きて、語り伝える)で、生きることと物語をつくることは同じことなのだと言います。人は、じぶんの物語を、そして生きる意味を「物語る」ことで生きています。

Memento Vivir.(生きているってことを思い出して).

意味って何?② [物事はしたことに意味がある]

私たちはふだん、こんなふうに聞くことに慣れています。「◯◯に、どんな意味がある?」◯◯する、行為にこそ、意味があります。夢に意味があるのではなく、じぶんが夢を見たこと、に意味がある。人生に意味があるのではなく、じぶんが生きていることに、意味がある。意味ということばに意味があるのではなく、意味が生まれることに意味がある。

The meaning of life is in the living. (人生の意味は生きていることの中に)

意味って何?① [夢は見たことに意味がある]

作家ボルヘスは言います。「よく、あなたの小説にはどんな意味があるかと聞かれます。物語そのものが意味です。物語は何かを言い表すための半分の真実ではなく、物語自体が真実なのです。」私たちは気づかぬうちに、常識的な考えに囚われ、目的が先にあるものだと考えてしまいます。この話によく似た体験があります。その典型が夢です。

The story itself has its own reality.(ストーリーを語ること自体に真実がある)

想像を声にする旅

『旅の絵本』は自分が旅人になって旅をする絵本です。文字はありません。旅の風景の中にはいって楽しむ絵本です。本全体がひとつの旅、見ひらきのページが旅の情景です。いろんな物語のひとこまが、あちこちに、ちりばめられています。声に出して読む旅ができます。あ!こんなところに!ラ・マンチャの騎士キホーテ(ドンキホーテ)がいました。

Discover yourself.(じぶんに出会う)