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Keep it minimal.(選択肢はミニマルに)
ふと、こんな疑問を持ったことはありませんか?
・なぜ「やるべきだ、やればできる」ばかりなのか?
・ 「やらないとダメ、やれないとダメ、やらないからできない」
え?そんなめんどうくさいこと考えていない?
では、こういうのはどうでしょう?
・知っているけれど、できない。
・知っているのに、できない。
え?何の話かって?
タイトルのとおり、Less is moreです。
「選択肢を減らせば、いいことが増える」という話。
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どうしたらいいの?
考えすぎなんですよ。
そんなはずないって?
考えていない?
いやぁ、結局、無意識のうちに、考え過ぎ状態になっているんです。
「考えないほうがよい」のではありません。
考えているつもりで、いっぱいになり、何もしないままになってしまう、ということが問題。
で、真ん中「やるとよい」を中心にして、考え過ぎのマップです。
ちょっと散歩がてら、歩いてみましょう。
左下から、ちょっとみてみましょう。
ダメ、ムリ、ナイが連発していますね。
これらのことばが出てくるとボディブローになります。
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Keep it simple.(選択肢はシンプルに)
右下はどうでしょう?
はげまされるところがありますね。
こんなかんじになれば、しめたもの。
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今度は左上です。
こっちのほうからアプローチする手もありますね。
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最後は、右上です。
シンプルに、やってみればよい、というかんじ。
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意外に思うかもしれませんが、私たちは、これだけの選択肢をいつも、あれこれ、ぐるぐるとしがちです。
どこかへ行く時も、地図があると気が楽になりますよね。
おなじように、マップがあると思えば、じぶんの位置を確かめることができます。
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ためしてみてください。
じぶんにひと言、聞くだけです。
Where are you now?(いま、どこにいる?)
あ、ところで、タイトルの「知行合一マップ」って何?
「知」(知ること)と「行」(行うこと)は不可分である、という陽明学のことば。
行為になってこそ、知は完成する、という意味です。
「考えすぎマップ」をあえて「知行合一マップ」と呼んでみました。
なぜかといえば、知行合一ということばを知って「なるほどね」で終わってしまうからです。
なぜ、できない?ということをあれこれ考えていくうちに、
なるほど、そういう理由でできないものなのか、というふうに納得してしまってはマズいですよね。
だから、真ん中にもどればよいんだ、やってみてから考えよう、とリセットできるように。
それで、知行合一マップで選択肢を減らそう、というわけです。
出典・参照:以下のエンパレットなど
Less is more. (9) アロス・ア・バンダ(絶品の秘密)
Less is more. (10) 上手い人は「ムリ・ムダ・ムラ」のバラツキが小さい