Empathemian『チャンスのバランス』

チャンス (Chance) ということばには、いろいろな日本語があてはまります。

・確率、可能性
・機会、偶然、たまたま
・運、縁、めぐりあい

いずれも、まだ起きていない、これから起きるかもしれないことです。

「チャンスとバランス(2)」で、大切なことが見捨てられている、と言いました。

それは、「チャンス」に関わるじぶんの姿勢によって、未知の可能性を見捨てている、ということです。

たとえば、「じぶんは◯◯だから、ダメ、できない」と、決めつけてしまう時。
じぶんでそのように言わなければ、未知の可能性はそのままだったはずです。
ところが、そのように考えることで、かえってバイアスをつくり、可能性を捨ててしまうことになります。

ところで、「30%の確率で◯◯する」と聞くと、どんなイメージがわきますか?

・ということは、70%は負けるんでしょ。(否定的に、30%は少ないと感じる)
・10回乗って3回ぶつかる車に乗りたくない。(否定的に、30%は多いと感じる)
・30%って、野球のバッターだと好打者だよね。(肯定的に、30%は多いと感じる)
・まだ7割残っているなら、ずいぶんあるね。(肯定的に、30%は少ないと感じる)

受けとめ方で、どちらにでもなりますね。
気持ちのしむけ方、ふだんの姿勢で、バランスも取れそうな気になります。

Empathemian『Be calm』

・じぶんが損することばかりを怖れると、その分、バイアスがかかります。
・じぶんが得することばかりを期待すると、その分、バイアスがかかります。

わからないことはわからない。それだけのことなのに、構えてしまう時。じぶんの都合で考えすぎてしまう時、バランスが崩れます。それが、過剰になってくると、うまくいかない確率はそれほど低くないことでも、うまくいかないと決めつけてしまったり、「世界で自分ひとりだけが選ばれる」なんて思うはずもないのに、その一方では「じぶんにだけはいつも悪いことが起きる、運が悪い人間だ」だと思ってしまったり。

何が問題なのでしょうか?
・気づかぬうちに、かたよってしまう
・かたよっていることに、気づかない
・気づいても、何をしてよいのかわからない

どうしたらよいのでしょうか?
・知らないことは、そのままにしてそっと見守る「ゆとり」をつくりたい
・起きるか起きないかわからないことへの「不安」を和らげたい
・力を抜いて、平静に、チャンスにむきあいたい

Take a chance.(やってみよう)

Give it a try.(トライしてみよう)

チャンスをつかむ。それはバランスをとることです。
悲観的とか楽観的とか言ってしまわないで、ひとつ確実にいえることを信じましょう。

・やってみれば、あたらしいことが起きる
・やらないと、あたらしいことは起きない
・あたらしいことが起きるたびに、状況は変化する
・チャンスとは、未知のことに、心をひらく姿勢

「チャンスとバランス(4)」へ


出典:『毎プラガイド』