Empathemian『共におでかけ』

雨が降ると、カサを持って出かけないといけないし、雨がやめば、そのカサを電車にわすれてきたりもします。服も濡れるし、湿度が高いと、気分に影響します。
でも、こどもの頃、雨がうれしかった思い出はありませんか。雨が降ると、あそびの場が広がります。

長ぐつで、水たまりにはいったり、カタツムリをシゲシゲと眺めたり。

雨の降る河原には、いろんな生き物がでてきます。
どこから来たんだろう、と思うぐらいに。

こんな絵本があります。『カエルのおでかけ』です。

そとは、どしゃぶりの「いいてんき」。
カエルは、うきうきおでかけ。
そうです、カエルにとっての「いいお天気」は、雨の降る日です。

ページをめくっているうちに、カエルの気分になってくるから不思議です。

いったん、「さかさま」になってみると、物事は意外によく思えてきます。心がうきうきと、軽くなります。
私たちの日常にも似たようなことが、たくさんあります。あべこべのことも、声に出して言ってみると、その声がひびいて、ただのあべこべではなくなりますよ。

その気になって、ゆっくり語ることで、はじめはそんなつもりがなかったとしても、意外にも「雨の気分」ができてしまうのです。不思議は身近にあります。

Try the other way round.
(あべこべを試してみよう)

出典:高畠那生『カエルのおでかけ』、『英プラ』 トレイル 1 (14)(29), トレイル2 (50)