Cheer someone else up.(人を勇気づけよう)
だれか他の人を勇気づけると、じぶんが勇気づけられます。
なぜでしょう?
相手にむかって本当に声に出して言うからです。
声ことばを発すると、じぶんの身体の内側に響きます。
その声はまわりの空気の振動になり、耳に聞こえてきます。
相手に語ることを通して、じぶんもその相手と共に、その声ことばを聞いているのです。
マーク・トウェインはこう言いました。
The best way to cheer yourself up is to try to cheer someone else up.
「自分自身をはげます最善の方法は、だれか他の人をはげまそうとすることである。」
このことばを、もっと活かす方法があります。
「自分自身を勇気づけるためには」という前半の部分忘れてしまいましょう。
それがあると、つい「自分で自分にやっているんだ」という意識が働いてしまいます。
自意識が働くと、実行しづらくなります。
「~のためになる一番の方法」とか、「~するにはこれが一番」といった「how to知識」。
コツは聞くのはありがたいのですが、大切なことは、それを実際にやってみることです。
できるようになり、身につけることです。
ところが「~するには」という動機づけ、条件づけがあると、
逆効果になってしまうことが多いのです。
ついつい、「今やらなくてもいいか」とか「そこまで考えてない」とか、
自然に言い訳が生まれてくるからです。
シンプルに、条件付けなしに
人を勇気づけましょう。
そのことばだけを言ってみることです。
そのことばは、くりかえすほど、脳内に響きます。
そして次第にインナースピーチ化します。
インナースピーチは人をはげますことで、あなたを勇気づけることばになります。
ふだん意識されなくても、しっかりと育ちます。
I’m with you.(わたしもおなじです)
I’m here for you.(いつでも言ってね)
出典・参照:『The Wit and Wisdom of Mark Twain』、「英プラ」 トレイル2 (55) Cheer someone else up.以下のエンパレットなど