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月かげの いたらぬ里は なけれども 眺むる人の心にぞすむ(法然上人)

大和和尚さまへ

『あ』:あけた、空けた、ひらいた心。やわらぐ時。

法然上人のお月さまみたいに、エンパレットをつくってみました。
エンパシームのアプリ、そこに映し出される、『あ』の時空です。

エンパシームは、静かにすわり、落ち着く時だけに、はたらきます。

『あ』:あけた、空けた、ひらいた心。やわらぐ時。

特別にそっと。中身をのぞいてみます。
小さな数字は、作法のプログラムとセンサーの情報です。

・ものとものとの間に働く引力によって生じる加速度。

・止まりつづけよう、動きつづけようとする力によって生じる角速度。

・回転によって働く遠心力。地球そのもの、大きな磁石の働きが、地磁気。

わずかな時間にも、刻々と宇宙の力が働いています。
地球という星で暮らす私たちは、その力に支えられ、すべての物事と共にあるのです。

宇宙には、空気の力も含まれます。
空気の分子がぶつかりあい、振動によってできる密度の変化、揺れが伝わる時の濃淡図。
それが音。そして、わたしたちの声。

宇宙の力は目に見えないけれども、目にみえるもののなかに、その見えない力を感じることができる。

空気も電気も重力も、みな共にふるまっています!

そのような想像、小さな実感が持てると、科学の知識は、もっと活かせると思います。
テクノロジーも、宇宙の不思議な力のおかげですよね。
人間の心から生まれてくるもの。いえ、心はその一部ですね。

科学の心も、哲学の心も、ねがいの心も、すべて人間が自然・宇宙とふれあうところにある。
そのことをあじわい、たのしみ、共にあることを思い出したり、たどれるように。
そのねがいをこめて、エンパシームのしくみをつくっています。

Inspire hope.

「夢と共感 [明恵上人]」

「水にうつる月のように」

「ひ、ふ、み。」

「自然を活かす [テクノロジーの本質]」

出典・参照:坂口立考 『大和和尚との対話「月」』、エンパシームのてびき「あゐてにふすいま」

「じぶんに手入れをするプラクティス [あゐてにふすいま]」

「法然」