Empathemian, Sunnyvale, California

じぶんらしく、精一杯生きる。
そのために、じぶんひとりでできることは何か?

どのように生きなさい、という教え(道徳)や価値基準(教育)に対して、「じぶんが手持ちの力で生きていくこと」を「倫理」として説いた人がいます。
その名をスピノザと言います。

人間の本質とは、その人の自然な力が発揮されることである

スピノザは、人間の「じぶんらしい」の本質的な性質を「コナトゥス」と呼び、ひとりひとりの「コナトゥス」を大切にできる自由について説きました。

私はどんなコナトゥスを持っているのだろう?どんな自由があるのでしょう?

何ができるかは試してみないとわかりません。でも今から、新しく、何かを試せるのでしょうか?

実は、私たちは、ことばも身体の使い方も、はじめは何もわからないところから、自由に、試しながら、学んできたのです。
手持ちの力で、何でも試してみればいいはずです。
大人になって、いつの間にか、そういうふうに考えてはいけないような、そんな気がしているだけなのではないでしょうか。

鳥が大空を羽ばたき、魚が水中で自在に泳ぐのも、水中、空気中という制約の中で、持てる力を発揮しています。
私たちも、おなじです。

スピノザは言います。

想像力には、他者の感覚が必要である。

相手と同じような存在であるという感覚をもつことだ。

私たちには、相手と同じような存在であるという感覚、他者に共感できる力があります。
想像する自由があります。
それは制約の中でこそ活かすことのできる最大の力です。
じぶんの身の回りは、手持ちの力を工夫して生きる、仲間たちで満ちあふれているではありませんか!

「人は希望の中に生きている」

「もともと、つながっている。」

You’ve got the power!(すでにその力があるんだよ)

出典・参照:バールーフ・スピノザ『エチカ』

「バルーフ・デ・スピノザ」