養生をまなぶ一歩

貝原益軒は、『養生訓ようじょうくん』で、こう説きました。
養生とは。庭に草木を植えて愛する人は、朝晩心にかけて、水をやったり、土をかぶせたり、肥料をかけたり、虫をとったりして、よく養い、その成長を喜び、しおれるの悲しむ。どうして自分のからだを草木ほどにも愛さないでいいことか。若い時からはやく養生の術を学ぶことである。身を慎み、生命を大事にするのは、人間最大の義務である。

人間にはいろいろなわざがある。わざをみがく道を術という。そのすべてのわざには、習熟すべき術がある。その術を知らないとそのことができない。そのうち至って小さい芸能も皆その術を学ばないで、そのわざを習わないと、そのことができない。たとえば、みのを作ったり、かさをはったりするのは、たやすいわざであるが、その術を習わないと作れない。