ひとりのじかんに

長田弘『一日の終わりの詩集』の一節から。

黙る。そして、静けさを集める。
 こころの籠を、静けさで一杯にする。
 そうやって時間をきれいにする。
 独りでいることができなくてはできない。

静けさのなかには、
 ひとの語ることのできない意味がある。
 言葉をもたないものらが語る言葉がある。
 独りでいることができなくてはできない。