心得のメソッドとは

道元禅師『典座教訓』(てんぞきょうくん)から。

典座(てんぞ)とは、炊事係のことです。
料理の心得をこのように説きます。

食材を管理は、自分の瞳のように大事にしよう
米を洗い菜を調える時、真心をこめ細心の注意を
食材の量や質を気にせず、親切丁寧に調理しよう
ご飯を炊くには、お釜が自己となる
米をとぐときは、水そのものが自己となる
食材と道具は自己そのもの。分け隔てないこと
食事を作ることはありがたきこと、喜びの心を
食べ物は、親が子供を思いいたわるような心で

じぶんという素材

上田淳子さんのレシピーから、
「カリフラワーとホタテとオレンジのマリネ」。

「オレンジは果肉だけでなく、果汁の甘みをソースに生かします。焼いたホタテを先につけ込み、そのうまみが染み込んだオレンジソースに、生のカリフラワーをからめるとおいしくなります。」

シンプルな素材をシンプルに組み合わせるだけで!
「じぶん」がカリフラワーだったとしたら、どんなに楽しいことしでしょう。じぶんという素材が活かされていて、共演のみんなも喜んでいます。

すべての素材は、固有の存在