けずる、みがく、ほりだす。

キーボードで文章を書く時、スペースキー(間をいれる)と削除キー(さかのぼって削る)が圧倒的に多いことをご存知ですか。ふだんは気づかずにいますね。つくることは、削ること、磨くこと。書くという行為は、書いてから削っていくこと。考えとは、はじめからあるのではなく、素材をじぶんの身体から出して、それを減らしていくものです。

Less is more.

心得のメソッドとは

道元『典座教訓』は、料理の心得を説きます。「食材を料理するのではない。じぶんが食材である。宇宙と一体のじぶんを料理するのである。」そのような気持ちになりきって働くこと。

「心得」とか「心がけ」ということばがありますが、心に得るとか、心にかけることは、頭の中ではできません。身をもって、心をこめる「ふるまい」が必要です。

Act.You’ll realize something。(ふるまえは、何かがなされる)

じぶんという素材でつくる

上田淳子さんのレシピーから。「カリフラワーとホタテとオレンジのマリネゆで方ひとつで、カリフラワーがごちそうに。塩とおいしい油があれば、素材本来の味を最大限に引き出すことがきる。」じぶんという素材もおなじです。固有の素材。あとは、それを活かせるような、レシピや、調理場や、友と出逢えることを信じて。じぶんをつくるのです。

You’re self-made.(じぶんでつくるじぶん)