心のB面をかけよう③（克己心のスイッチ)

Improve yourself. (じぶんをよくする）

克己こっき心ということばがあります。
己（おのれ）に、克（か）つ。

じぶんに勝つ？
じぶんに負けない？

よく考えてみると、変ですよね？
じぶんは闘う相手ではないはずです。
どう考えても、激しく戦って打ち勝つのではありません。

克己心とは？

心の働きをA面・B面で捉えると、わかりやすくなります。

A面：自己中心の心
B面：自己中心を取り外す心

克己とは、B面がA面を超えることです。
超えるとは、心の状態がまさる（克つ）こと。

意なく、必なく、固なく、我なし。

『西郷南洲遺訓』は、このように説きます。（＊注1）
意なく、必なく、固なく、我なし。

・意：欲。自己中心
・必（意を実現しようするエネルギー）
・固（意固地）
・我：無責任ぴい

克己とは、この4つをなくすこと。
克己心は、なくそうとする心の働き。

バトルの場ではありません。
じぶんが気づかずに抱えているものを捨てることです。

時々、B面をかけましょう。
そのように、声にすることで、克己心のスイッチがはいります。

Unlearn your barriers. (じバリアを解け）

心のB面をかけよう①（Embrace the B-side.)へもどる

心のB面をかけよう②（Don’t give in.)へもどる

出典・参照:『西郷南洲遺訓集』、以下のエンパレットなど

（＊注1）　西郷隆盛の遺訓集　南洲翁遺訓

「答えを教えてもらうことに依存しているじぶん」に気づいていない？

じっとする、を学ぶ。（BE STILL.)

挫折する原因を減らす・なくす（空を見上げるプラクティスの路）