Empathemian『You get it afterwards』

It clicks afterwards.(後でピンとくる)

トレイルを歩いています。
あ、珍しい花。
紫のタンポポのような。

考えず、惹かれた花に近づいて、
写真を一枚。

後で、よく見ると、どうでしょう!
花の中に没頭している生き物の姿があるではないですか。

夢中になっている時には、気がつかないのです。
紫の花の中央に不思議に色があったから、惹かれて写真を一枚。

その時には、気がついていませんでした。
後になってから、ふりかえることで、気つけることがあります。

そうです、気づいていなかったことに気づく。
すなわち、じぶんに気づくのです。

You get it later.(後でわかるよ)(*注1)

没頭の本領は、ふりかえりにあります。

没頭して、そしてその後、没頭しっぱなしではなく、
ふりかえると、気づけるがあります。

没頭の最中には、気づけません。
それでよいのです。

他のことを忘れている状態がいちばん大事。
じぶんが気づいていなかったことに気づけます。

つきつめると、方法はひとつです。
・没頭する(くりかえしの行為)
・気づく(ふりかえりの行為)

道元禅師の教えのエッセンスに「修証一如しゅしょういちにょ」があります。
・修:没頭する
・証:気づく
両者は一体。

むずかしい教えではありません。
シンプルすぎて、思いつかないだけです。

私たちの意識は、いっぺんに答えを求めようとします。
でも、ほとんどのじぶんは意識されない・意識できない状態にあります。

とすれば?
没頭するじぶんをつくって、それをふりかえることです。
それが、エンパシームのできること。

後で、気づける。
後にだから、気づける。
そのために、没頭するじぶんが必要なのです。

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出典・参照:以下のエンパレットなど

(*注1)「大事なことは後であとでわかる」というセリフを他の英語表現に換えてみましょう。
・The realization dawns later. (気づきは後から)
・It’ll become clear in retrospect. (ふりかえると明らかになるよ)
・The understanding comes with hindsight. (後知恵と共に理解が深まる)
・The significance reveals itself later. (重要性は後に明らかになる)
・The truth becomes evident down the line. (真実は後になって明らかになる)
・The lessons learned emerge over time. (学びは時間をかけて浮かび上がる)
・The true value unfolds in due course. (本当の価値は続く過程で明らかに)

勇気の文法 ③ (後からできる)

ひとつひとつ、思い出して、後からじかんを生きている

あとから共感素になる