続けられるチカラ ⑥ [みんなのチカラをいただいている]

We got your back.（みんながついているよ）

のびた：続いていることでも、途切れる時があるでしょ？
ドラえもん：もちろん。
の：なぜ、途切れるの？
ド：エネルギーが消耗しちゃうって話はしたよね。
の：うん。それはわかったんだけど。途切れちゃったらどうするの？
ド：のびちゃんにとって本当に大切なことが続けばいいじゃない？
の：大切ですよ、って言われることが途切れちゃうんだよね、きっと。
ド：途切れても、また始まればいいんだよ。
の：そうなんだろうけどさ。気になるなぁ。がんばってるのに途切れちゃうとしたら、それはなぜなのかって。
ド：じぶんとしっかりつながっていないんだね、やっていることが。
の：何か、いい方法あるんでしょ？
ド：いいことを教えてあげようか？
の：えー！あるなら、もったいぶらないでさ。何？
ド：何でも「じぶんのためだ」と思うのを、やめたら楽になるよ。
の：そうなの？
ド：人のために、人の役にたつために、と思えば。
の：どうして？
ド：じぶんの損得ばかり考えているから、行きづまっちゃうんだよ。
の：そうなのかぁ。
ド：成功しないといけない、つまり、じぶんが得しなければいけないって思っているから、疲れちゃう。
の：じぶんで勝手に疲れちゃう、って言ってるんだね？
ド：そのとおり！

Cheer someone else up.（だれかをはげまそう）

ド：とぎれそうになったら、人をはげますんだ。
の：じぶんをはげますんじゃなくて？
ド：そう。やってみればわかるよ。
の：じぶんじゃなくて、人をはげますと。。
ド：結局、じぶんをはげましていることになるんだよ。
の：ふーん。そうなんだ。
ド：そうやって、ことばを声にするっていうところがミソ。

Serve others.（人のために）

ド：まわりのチカラに助けられているんだよ。
の：空気の話は、この前に聞いたよ。
ド：どこかでのびちゃんのことを思ってくれる人も、そういうチカラ。
の：別に何も言ってくれなくても？
ド：そうだよ。ココロによりそってくれる人の存在。
の：そんな人、いないよ。
ド：そんなこと、ないよ。思い出すだけで、ちがうんだから。
の：でも、ぼくは知らないわけだから。
ド：想像すればいいんだよ。
の：想像？
ド：そうだよ。じぶんとおなじふうに感じる人がいるだろうなって、いうだけでも。
の：そんなことでいいの？
ド：たとえばさ、おもしろい形の雲だなぁーって、のびちゃんが思う時。
の：雲？
ド：きっとおなじ雲をみておなじことを思っている人がいるよ。
の：そんなこと、あんまり考えないなぁ。
ド：じゃ、聞くけど、この雲のおもしろいな、って感じる人は、世界にのびちゃんひとりだと思うのかい？
の：そりゃ、ありえないでしょ。
ド：ね？
の：そんなこと、考えたことなかったよ。
ド：じゃ、ちょうどよかった。これからは、空を見上げたらそんなふうに思えばいいよ。
の：うん、わかった。やってみる。
ド：ひとりじゃないんだよ。