七輪炭火で、やきおにぎり。
心をこめると、おいしい。
外側をすこしカリッと。
中はふっくら。
しょうゆの味をほどよく、ムラなく。
香りをかぐ。
音を聞く。
色をみる。
ていねいに、手を動かす。
みまもる姿勢が、おいしさに変わる。
すべては自然の力。
その現象のまわりを、手入れするだけ。
あせらずに待つ。
たのしみ待つ。
みんなでわかちあえるから、おいしい。
人のためにつくるから、心がこめられる。
やきおにぎりが、じぶんをプラクティスしてくれる。
そしてあとでふりかえって、エンパシームにひとこと。
もういちど、あじわって、心にしまう。
Let it flow.(流れに委ねて)
Relish your moment.(この時を味わおう)
料理をあじわう題材のエンパレット。
出典・参照:七輪炭火「やきおにぎり」体験、道元『典座教訓』