最近、アメリカでこういうテレビCMがありました。ある会社の企業広告です。
赤ちゃんのいる家庭や、おばあさんの生活シーンでナレーションがはいります。
「いちばん大切なのは、あなたが何ができるかということです。自分の生活がいちばん大事であって、それがどんなふうにできているかなんて、関係ありません。人々(people) こそ、わが社の行動の目的です。その裏方のテクノロジーは、わが社が考えています。」
製品や技術の優秀さや、サービスのよさを伝えるという宣伝ではなく、「技術は人々のために」というスローガンをうたった叙情的シーンが映し出されます。
人々の心情に訴えるつもりでつくられたことは明らかです。ただ、違和感も生まれます。
「あなたはテクノロジーのテも知らなくたっていい。そんなことは気にもかけてないでいい。ウチはみんなの知らないところでちゃんとやっていますから。」
そんなふうにも聞こえます。ネット・スマホ・AI時代。世界規模のテクノロジーとビジネスの社会を、ふだんの私たちの生活から想像することは、むずかしくなっています。何が起きているのか、よくわからない、いわば、ブラックボックスです。
でも、なぜ、テクノロジーと人間を対峙させるのでしょうか。技術は人間の創造力のうつしです。自然の恩恵に授かるために人間がつくりだしたものです。
従属するのでも、させるのでも、対峙させるのでもない、 いっしょにともにあるというあり方を、考えたいものです。
エンパシームは、人間の作法のアルゴリズム。
機械も人間も、おなじ作法を、いっしょにできる。
We work together.
エンパシームは、人間と機械の溝を埋めるフィロソフィーを具現化したテクノロジーです。
そして、エンパシームを使って、人間の心の中に生まれる溝を埋め、じぶんの力と他者の力を結びつけるメソッドであり、ひとつのフィロソフィーです。
出典・参照:GE TV Commercial “What Matters”および以下のエンパレット