20年まえ私は、「ネット・スマホ」社会の黎明期の開発に関わりました。
携帯電話・スマホの商品・技術開発、事業の責任者として、10年、グローバル企業の経営に従事しました。
その後、9年にわたり、独自にエンパシームの研究開発、そのための発明特許取得、それを活かした「互恵協働の社会事業」の模索に専念してきました。
ここ至るまでには、多くの失敗、困難と葛藤がありました。また、多くの声援と激励、ご縁をいただいてきました。
エンパシームに携わり、日々、声のことばをじぶんにむけて放って、じぶん自身の使命に気づくようになりました。
それは、この時代においてこそ、技術と日常の実践をしっかりと結び、共感のつながる、あたらしい路をひらくことです。
エンパシームという「媒体」をみずから活用することで、誰も教えてくれなかったことに気づく体験が生まれ、身のまわりの世界がちがって見えるようになりました。
自分ではわかっているつもり、あたりまえに思っていることも、実はそうではなく、まだ知らない、新しい可能性という「未知」なのだということを実感したのです。
「過ぎ去って、今からではどうしようもない」と思っていた「過去」の意味も変わり、新しいつながりができる。それは希望と勇気にかわる。そのことを痛切に感じるようになりました。