英語にこんな表現があります。
何かを試した時のことば。
It works! (思ったように、動いている。うまくいった)
It’s not working. (動いていない。うまくいっていない)
Workは、働くという動詞、あるいは仕事という名詞、だと教わるかもしれません。
「はたらく」とは、何かが動くことです。
例えば、疲れていて、頭が回らない時。
workしていない、はたらいていない、と言います。
It works は、よく使われる平易な表現です。
が、ひとつ、意外な効用があります。
それは、自分が何かをした時に、自分の成功・失敗を語るのではなくて、相手の視点で語っていることです。
I failed.(失敗した)と言うのではなくて、It didn’t work.(うまくいかなかった)のです。
「失敗」ということばは、あまり気分のよいものではないですね。
そもそも、自分で勝手に「失敗」だと決めつける必要はありません。
物事が、今回はworkしなかった、うまくいかなかった、ということに他なりません。
なのに、ふだん、うまく行くことが基準になっているので、失敗と呼ぶのです。
気休め?
はい、まず何よりも気を休めることです。
Keep trying. It may work. (続けてやってみよう。うまくいくかも)
そして、トライすることです。
何度でも。
マヤ・アンジェロウさんは、こう言いました。
Nothing will work unless you do.(じぶんでやってみないとうまくいくも何もない)
出典・参照:Maya Angelou 『The Complete Poetry』、以下のエンパレットなど
英語トレイル 1 (24) Nothing will work unless you do. / It works.
Nothing will work unless you do.