ねがいを生きよ

人生ということばを聞くと、じぶんが生きる以前に、漠然と「人生なるもの」があるかのような気にさせられます。でも、それは「人生」という概念上のこと。便宜的に「人の一生」を一般化しているだけです。人生は夢見るものではありません。夢を生きるのです。夢を生きるとは、ねがうこと。ねがうふるまいを、ふりかえって確かめることです。

Don’t dream your life. Live your dream.(ねがいを生きよ)

地球になる、サッカーボールになる。

クロトーさんが発見した分子「バッキーボール」は、炭素原子60個でできた32面の、ナノ・サッカーボール。サッカーボールとバッキーボールの大きさに比は、地球とサッカーボールの大きさの比と同じです。もし、じぶんがバッキーボールだったら?じぶんが地球だったら?相手の身になる想像をすると、結びつきができ、親しみがわきます。

Say, I’m the earth.(じぶんが地球だとすると?)

インドラの網のような共感のネットワーク宇宙

宮沢賢治『インドラの網』と早田文蔵の描いた華厳経の「高次元分類ネットワーク」インドラの網とは、無数の宝珠(ほうじゅ)が結びあい、ひとつひとつがたがいに映しあうという、大乗仏教(華厳経)の宇宙観を表すメタファです。私たちは、インドラの網のようにつながった「共感の宇宙」に生きています。夜の大空を見上げるだけで実感できます。

We are the network.

「知魚楽」に共感する

中国の古典『荘子』に収めらた「知魚楽」のエピソード。魚の気持ちがわかるか?は、他者の気持ちがわかるか?と同じ質問です。はい、察することができます。私たちには、目に見えないものを感じようとする力、じぶんと結びつける力が備わっています。共感の力です。科学の探求も目に見えないものに、親しみを感じるようとすることが大切です。

小さなもの、目に見えないものに、心をひらこう。

Open up your heart.

レッスンは、教わるものではなく、身につけるもの

教えてもらうことは学ぶための最善の方法のひとつ。でも「教えてもらう=身につくこと」ではありません。いくら教えてもらっても、じぶんでしないとできるようにはなりません。プラクティスしてはじめて、学びがはじまります。身体を使って身につけることです。身体を使うとは、脳の各領域を活性化させることです。身体を使うと心が働くのです。

Lessons are not given, they are taken.(レッスンは与えられるものではなく、学びとるもの)

インナースピーチ (8) 音とイメージの身体化を試す

動画をごらん下さい。日本語なら音声を聞いてすぐにイメージできます。即座に真似もできます。音とリズムを身体で身につけているからです。が、英語ではそうはいきません。もう何1000回も聞いているはずのセリフでもハッキリとは思い出せないのは?じぶんの声で音とイメージを内面化するインナースピーチ。身体で記憶すると聞こえてきます。

Develop your inner speech.(インナースピーチを育てよう)

未来はじぶんでつくる [アラン・ケイ博士に会える場所]

パーソナルコンピュータの父、アラン・ケイさんのことば。未来のことはだれにもわかりません。だからこそ、未だだれも知らないものをつくれば、それが未来につながります。発明とはすでにある問題を解決するアイディアではありません。もしこんなことができたら、それで解決できることがある、というふうに想像して実際につくってみることです。

The best way to predict the future is to invent it.(未来を予想する最善の方法は、その未来を発明すること)

疾風勁草 ③ [しなやかになるプラクティスとは?]

プラクティスそのものが、そのまま「心のしなやかさ」になります。しなやかな心の場がひとつできれば、あとは、ひとつずつ、ふやし、つなげていくだけです。プラクティスは、① ひとり、静かに、すわること ② ゆるやかにふるまうこと③ 声に出して、じぶんにことばをかけること。エンパシームは、その時の状態を鏡のように写します。

Practice gets you better.(プラクティスで上達)

人間に備わった力を引き出すには?[匂い]

何かをする力は何かをしない力にある(アリストテレス)。「何かをしない力」を物語るエピソードです。人間の嗅覚は、100万分の1という小さな単位でも臭いの元を感知します。でも、それは、ほかのことは何もしないで、静かに、ひと息の「間」をいれることによって、働きます。

Slow down.(ゆっくり)

未知に出会うには?

モーリス・センダックの『Where the Wild things are』は、愛嬌のあるモンスターに出会って不思議な体験をする話です。Wild thingsとは、遭遇したことのない、未知のこと。未知に出会うとは、何も秘境や宇宙の彼方、目に見えない世界の探究でなくて、いちばん身近かな、じぶんの心にあります。

Things happen.