
Dare to ask.(思い切って聞いてみる)
挿絵の場面を想像してみてください。
あなたは、その人の背中から、たずねます。
あなた:何をしているのですか?
男:見れば、わかるだろ。
あなた:魚釣りですね?
男:他にありうる?
あなた:そうですね。
あなた:魚は釣れましたか?
男:いや。
あなた:釣れてない。
男:そう、一匹もね。
別になんてこともない会話。
でも、そうでしょうか?
釣れなくても、魚釣り。
では、すこし状況を変えてみましょう。
あなた:何をしているのですか?
男:見ての通りですよ。
あなた:何かを教えている?
男:そうです。
あなた:生徒は学びましたか?
男:たぶん。
あなた:何が身についたでしょうか?
男:見れば、わかるでしょ?
あなた:と言いますと?
男:そんなことまではわからないってこと。
教えたかどうかは、わかる。
覚えたかどうかも、テストすればわかる。
でも、身についたかどうかは?
何を見れば、わかるのでしょう。

Dare to ask yourself. (ひらきなおって、じぶんにたずねる)
何が身につくのか?
では、その本人が、じぶんだったら?
じぶんなら、少なくともたずねることができます。
身についてきた?
何か変わった?
じぶんにとって、意味がある?
答えがわからなくてもいい。
毎日していること。
学んでいること。
で、どうなった?
身についている?
何となく、聞きたくない?
そんな時は、魚釣りの会話を思い出してください。
「で、釣れた?」
Dare to ask yourself.
あえて、じぶんにたずねてみる。
だれかに問われたことに答えるのではなく、じぶんから問いをもつ。
じぶんの耳に聞こえるように、声に出してたずねてみる。
何が身につくのか?
じぶんに聞いてみる力です。
その力は、どうしたら身につく?
じぶんに、たずねることです。
声に出して、たずねる。
そして、ふりかえる。
答えを当てるためではありません。
じぶんにとっての意味を、じぶんで生み出すためです。
作(文・挿絵・声にだすことば・声):坂口立考
出典・参照:以下のエンパレットノートなど
