Empathemian『Calm』

What do you do to stay healthy?(健康にいいこと、何かしてる?)

I journal.(毎日、書いているよ)

心の手入れに効くものは何ですか?

日記を書くことも、そのひとつです。

英語には、Journalという動詞があります。
“Keep a diary” (日記をつける)ことです。

動詞は、身体を使って、書く行為を表します。
何を書くかに関わらず、書くという出力行為にこそ、意味があります。

じぶん自身に思いや考えを語りかける体験。
その体験時間は、その思いや考えとおなじぐらい大切なものです。

日記をつける効用については科学的な研究も多くあります。
不安やストレスを軽減する効果。
免疫力を高める効果。
ことばにして出すことの浄化作用(カタルシス)。

浄化ということばは、「きれい・汚い」といった価値判断を伴います。
大切なことは、浄化というより、整流化です。

整流化とは、流れをよくすること。
ためこまないような流れをつくり、適度にスッキリさせること。

ことばに出すことが、心を整えることです。
ひと筋の流れをつくるために、書き出すというルーティンが効くのです。

何を書くか以前に、書くという行為そのもの。
ただ、そうはいっても、何でもよいから、というわけにもいきそうもありません。

何を書いたらよいのですか?
日記をつけるとよい、と言われて、だれもが抱く質問でしょう。

この質問に答えるためには、もうすこし考えてみる必要があります。
そもそも、「書く」とは、どのような行為なのでしょうか?

心の整流化②[書くとは、刻み写すこと]へつづく

出典・参照:日記に関するエンパレットなど

思い出すから記憶になる

ふりかえる力で身になる

共感という「ふしぎの力」

How journaling can help you in hard times(Greater Good Magazine)