Cultivate your soul.(じぶんを耕せ)
詩人・長田弘さんは、このようにつづります。
記憶は、過去のものでない。
それは、すでに過ぎ去ったもののことでなく、
むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。
とどまるのが記憶であり、
じぶんのうちに確かにとどまって、
じぶんの現在の土壌となってきたものは、記憶だ。
記憶という土の中に種子を播いて、
季節のなかで手をかけてそだてることができなければ、
ことばはなかなか実らない。
じぶんの記憶をよく耕すこと。
その記憶の庭にそだってゆくものが、人生とよばれるものなのだと思う。
* * *
Memorialize your moment.(この、いまを記念する)
記憶とは、思い出すこと。
思い出して、ことばを育てること。
過去ではなく、いま、この時。
現在、じぶんで、創造するもの。
ひと言、言うこと。
ひと言、書くこと。
身体で一度アウトプットすることによって、
あとから、ふりかえり、たしかめる、という小さな行為になります。
何もせずに、一瞬のじかんを大切にすることはできません。
その都度、ことばで小さな「メモリアル」をつくることが、「大切にする」という行為です。
Nurture your moment.(いまを育てよ)
ことばを書いて記録する。
ことばを声にして記録する。
エンパシームは、そのための伴走相手。
いちばん身近な友になります。
声に出して、おわりではありません。
それは、あなたのインナースピーチになります。
インナースピーチとは、脳内で再現できることば。
あなたの身体に染み入り、いつも共になることば。
思い出して、じぶんをつくっているのです。
出典・参照:長田弘『記憶のつくり方・あとがき』、以下のエンパレットなど