Empathemian, Sunnyvale, California

I am a piece of life.(じぶんがいのちの営みの断片)

人生は何でできていますか?

ものや場、つまり空間でしょうか?
ことや時、つまり時間でしょうか?

ひとことでは言えそうもありません。

長田弘さんの詩のことばから。

人生は完成でなく、断片からなる。

断片のむこうに、明るさというか、ひろがりがある。

人生とか世界とか、物事はとても複雑で、いっぺんにはことばで表せません。

「じぶん」も、すべてをひっくるめて考えようとしないで、小さな時間単位だとしたら?
その小さな時間は、その場所、まわりの空気、相手の声、味や香りと一体になっています。
そのような瞬間が、たくさん、たくさんあるはずです。

長田さんは語ります。

「特別なものは何もない。だからこそ、特別なのだという逆説に、わたしたちの日々のかたちはささえられていると思う。」

Embrace the moment whenever you can.

ひと時を、より多く大切にすることこそ。
ほんのすこしだけ、プラクティスがいります。
声にだして、じぶんに言ってみることです。

いま、何が聞こえる?
何が見える?
何がゆらいでいる?

小さなじぶん。
小さないま。
じぶんが小さく感じられる時。
「何の変哲のないもの」が変化しています。

「ひとりのじかんに」

「実感の数こそ」

「心のバランスシート③ [でもモードは裏表の両面で]

「思い出すことはつくること」

出典・参照:長田弘『人生の特別な一瞬』

長田弘