Empathemian, Sunnyvale, California

Aspiration matters.(胸に抱く思いこそ)

「モチベーションが上がらないなぁ。」

よく聞くことばですね。
モチベーションを維持する努力、高めるスキル。
何をするにも、モチベーション。
モチーベーションを持って頑張らないといけない。そう言われます。

では、その肝心な、モチベーション (motivation) とは何でしょうか?

外部から力を加えて、動くようにすることです。
動機づけること。
動かして、はたらき(機)を促すこと。

「じぶん」を炭火にたとえてみます。

はじめ、外から火をつけることがモチベーションです。
着火しても、じぶん自身が燃えないかぎり、消えてしまいますね。

Motivation diminishes.(モチベーションは減衰する)

燃える火も、炭をくべないと、続きません。
そして、新鮮な空気がいります。
炭自身のじぶんが燃えること。
その手入れをすることです。

そのことを何と呼びますか?

アスピレーション (aspiration)です。
ねがいを、呼吸のように、身につけるという意味です。

日本語では「抱負」と呼びます。
希いを、胸に抱き、背に負うことです。
身につけることです。

aspirationということばの語源は、ラテン語の「息を吹きかける」という動詞です。
日本語にも息吹(いぶき)ということばがあります。
息をはく、すなわち、思いを吹きかけるような、という意味ですね。

はじめの動機が抱負になるには?

だれもが外から判断できるような、わかりやすい目標を設定することではありません。
短期的なゴールではなくて、じぶんのねがい、それを信じる、そのふるまいです。
大切なことばを、呼吸のように、胸に抱き、
背に負うように、そしてそれを、念じることです。

念じるとは、願望を述べること、神だのみではありません。
じぶんの希いを、いつもたしかめることです。
信じて、ふるまうことなのです。

声のセリフにしてふきかけることです。 じぶんに語りかけ、それをじぶんで聴くことです。
そのようにして、日々たしかめられるからこそ。
そのようなプラクティスの証がくり返される路。
それ自体がじぶんになっていくことなのです。

Seed your aspiration daily.(毎日、思いのタネをまこう)

毎日、変わることのない希いは、毎日声にすることでかないます。
季節セールのように、すぐに変わってしまうものは、もちろん、ねがいではありません。
声のことばにして、じぶんで確かめることの一度もないようなことも、ねがいではありません。

1000日くりかえせるような思い。
それは、毎日、信じて歩む日々のうちに、かないます。
なぜかといえば、それはあなたのインナースピーチになるからです。
いつでもすぐに脳内で再現されることばが、あなたの心の中に育つからです。

希いとふるまいがおなじになる時。
希いに、じぶんがかないます。
念ずれば、花ひらく。ほんとうです。

Aspiration matters most.(思いを抱くことがいちばん大切)

出典・参照:英語トレイル1 (20) Aspirations. That’s all I need.、以下のエンパレットなど

「Aspiration. That’s all I need.」

「流れ星とねがい ①」

「ねがいのドリル」

「思いのタネをまく ① どうやって?」

「チャンスとバランス (4)」

「念ずる先にある日」

坂村真民『すべては光る』

「坂村真民」