インナースピーチ (10) 対話パターンの脳内再現と記憶

私たちの脳には、音を生成するしくみが備わっています。ことばは「音声の運動」で記憶されます。くりかえすことで運動の記憶を定着させ、自在に出力できるようになります。そのことばは、相手とのやりとりの中に生まれます。ひとつのセリフは必ず前後のつながりをもっています。つながりを持っているからこそ、インナースピーチ化できるのです。