さかさまに考える

「逆問題」と呼ばれる問題の捉え方があります。

物事を想像したり、調べて推測したりする時、順方向に考えるか、逆方向に考えるか。順方向とは、原因から結果、入力から出力を求めること。逆方向とは、結果から原因、出力から入力や入出力の関係を推定することです。どうしてこうなったの?何が原因?と。

上村豊さんは、こう言います。
「すいかをたたいて、その音からすいかの味を推定する問題は、逆問題的。密度と音の高さの関係を法則とし、音の高さの観測結果からすいかのおいしさの原因である密度を推定する。ただし、これだけでは定性的な観察に過ぎない。すいかのおいしさの指標を数値として定め、その指標を音の高さから決定するパスを通し、「すいか美味計測器」なるものを考案するのは、逆問題。考案しても商品化する人がいないから工学者はやらない。また理学的に面白いことが発見できそうにないから、理学者も手を出さない。」