心の人

ラスコーやアルタミラよりさらに1万年以上古い、フランスのショーベ洞窟。アルプスがまだ氷に覆われていた時代に、このあたりには多くの動物と人間が暮らしをともにできる、氷の谷間でした。壁画の描かれている洞窟は、入り口から何百mも入った奥まったところにあります。

発見者で研究を指揮してきたジャンマリー・ショーベさんはこう言います。

人間は、「ホモ・サピエンス」(知の人)というよりも、「ホモ・スピリチュアレス」(心の人) だ。

「動物を描く」ということはとても人間の精神にとってとても根源的なこと。生きているものを描くことそのものが精神的な営み、心のできごとです。