静かに待つ。共にある。

なだらかな山野辺の道。春のトレイルは爽快だ。
道の端でひと休みする私のすぐ近く、目の前の花に、一羽の蝶がひらりと舞い降りた。
ゆっくりと羽合わせとしている。そよ風がふいて、なんとも気分よさそうに、坐っている。

共感素『ゐ』。
『ゐ』ー 共にいる。静かに、坐って、待つこと。

この雰囲気、この光景。私は、佐々木昆(こん)先生のことを思いだした。みずからを昆と呼んで、虫や花、「小さないのち」を探求した。