じぶん自身の変化を実感できる「プラクティス」
よい習慣づくりのエッセンスは、じぶん自身で「じぶんのふるまいに気づける」ことです。それは、ただそのように思うだけでは実現しません。「気づける習慣づくり」には、プラクティスの当初から、じぶん自身の一貫した記録をつくり、変化の過程が直感的にわかり、じぶんで継続的に使えるデータが必要です。
エンパシームは、無意識のふるまいと発話を、ひと息(2-3秒)ごとに、見て、聞いて、手にとるようにふりかえるしくみです。また、書きとどめ、親身な他者からの補助や励ましをうることのできるプラットフォームです。
英プラは、時間の差や空間のバリアを気にせずに、いつでも使える相互的なオンライン・プラットフォームとして利用することができます。生徒は自宅で、じぶんの声を聞いてプラクティスをふりかえり、変化を実感することができます。先生は、それを見まもり、支えながら、生徒の「気づき」をみちびくことができます。
プラクティスに関わる人どおしの心をつなぐ
エンパシームは、プラクティスの流れを捉えた数秒単位の、声と絵とことばの「メディア」です。その特徴を活かし、プラクティスする人たち同士を結び、こころのつながりをつくることができます。じぶんと手本をひとつひとつ具体的に比較したり、例えば「ひと声のセリフ」ごとに、ネイティブあるいはバイリンガルのチューターに質問したり、各自のプラクティスの特徴にあわせ、統計的に効果の高いフィードバックや、アドバイスを送ることも可能になります。
英プラは、1日15分を単位とした時間を効果的に使い、それが途切れなく続くように設計された、毎日の配信と、ツボ・miniプラによってコンスタントにスキルを身につけていく英語学習の総合的なサービスです。さらに、参加する人たちによって学習者のプラクティスを支えることのできるプラットフォームです。
プラットフォームサービス:オリエンテーション
英プラのトレイルに出る前に、どなたでも試すことができます。エンパシームは、静かにすわり自然な流れをつくるものです。かんたんに慣れるのですが、どんなことでもものごとを新しく始める時には、すこしウォームアップがあるほうがやりやすくなります。
オリエテーションは、使い方に慣れるために、またはじめる前の状態から記録を残すために用意された、カード2枚分のプラクティスです。手本の配信とともに、Seedgごとのツボやminiプラ動画がつき、プラクティスのガイドになります。
1週間のオリエンテーション期間のうち、4回ずつ、ガイドに従いながら、試しにやってみることで、あなたの貴重なデータができあがります。すでに身についている無意識の姿勢や発声の様子、1週間での変化などについてフィードバックをします。
オリエンテーション後のフィードバック実例
エンパシームデータを使って、オリエンテーションでのプラクティスを表したものです。これをもとに、実践者のトレイルをみちびき、より的確にガイドしていくことが可能になります。
オリエンテーション後のフィードバック実例(その人だけの、オリジナル動画)
実践者のオリエンテーションにのぞむ姿勢や1週間の変化の過程を写しとった、本人だけが見られるビデオコンテンツを直接お届けする実例です。また、次にどのように変化させたらよいかを(「本人の声」を利用したコンテンツにして、アドバイズしています。
テクノロジーをくみこんで、プラクティスの場をつくる
英プラを支える「エンパシーム」(Empatheme) は、シリコンバレーにおける9年間の研究開発と制作をへて、米国、日本において特許を取得した3つの発明を組み合わせた、気づきをみちびくテクノロジーです。じぶん自身の気づき、他者と関わり、つながる気づき。それらが持続し、社会的なひろがりをもつことを目標としてつくりあげてきたものです。
まず、静かにすわる、一瞬待つ、ひと呼吸を入れる、声にするといった自然な動作を捉えます。その流れにあわせて、「間」をつくり、ひと息単位で手や声のふるまいを共通の形式で記録・表現し、直感的な「視覚・聴覚データ(エンパシームデータ)」を生成します。このデータを学びの現場で共有し、実体験をわかちあうメディアとして活用することで「苦しい勉強、きつい練習」のイメージとはちがった、プラクティスをもたらします。
エンパシームは、じぶんの力と周囲の力を結びつける
無意識的なじぶん自身の中に、実は「気づける」という、大きな力が備わっています。さらに、じぶんの周囲には、共に歩む人、手をかしてくれる人、見守る人、多くの力が存在しています。目には見えないけれども、ひとつのものごと(プラクティス体験)を共有できることによって、心がつながります。この力を活かすのです。
ひとりひとりのプラクティス自体は、だれも代わりにすることはできません。でも、いっしょに走る人がいると走る練習がずっと楽になるのとおなじように、共にプラクティスする人の存在は、とても大きいのです。エンパシームのメディアとしての働きによって、共に歩む人どおし、互いが伴走者になれます。
オリエンテーションの実例で示すように、エンパシームデータを活用するプラットフォームにより、英プラとしてのサービスはもとより、プラットフォームを利用して、周囲の人が関わり、フィードバックやガイドをすることができます。つまり、英プラは、実践者ひとりひとりとに対するサービスを提供する立場だけでなく、それぞれの実践者の周囲も参加して直接関わることのできるプラットフォームを提供します。
エンパシームでつながる、心とことばのコミュニティ
テクノロジーをくみこんで、日々の習慣が続くようなしくみ。その環境の中で、より、気づくきっかけ、気づきやすい下地をつくるためには、じぶんと結びつけてものごとを捉えるヒントや素材になるものが必要です。エンパレットは、古今東西の知恵、いまを生きる経験者のことば。さまざまな角度から、ものの見方、感じ方について、1ー2分で読めるストーリーのオンライン・ライブラリです。
毎日、手元(エンパシームアプリ)に配信し、じぶんと結びつけてみるだけで、これまで気づいていなかった、意外なことに巡りあえるような、プラクティスへのみちびき、ガイド役として、プラットフォームに組みこんでいます。エンパシームサイトでは、エンパレットページにて、カテゴリを選んだり、気になることばで検索することができます。500を超えるストーリーが「気づきためのガイド」となるようにリンクづけされています。途切れないプラクティスの「伴走者」として編集されています。
非営利一般財団法人エンパシームファウンデーションは、より多くの人がプラクティスの習慣を身につける世界の実現を目指し、日本・米国において広く社会に働きかける活動を始めました。じぶんの力とみんなの力を結びつけるきっかけと支えさえあれば、学習のあり方に大きな変化をもたらすことができます。その一歩として、日本の学校という学びの現場において、エンパシームおよびエンパシームメソッドを無償で提供し、英プラを通じて英語の基礎力の上達を実証する協業もすすめています。
各生徒のプラクティスにあわせて「英語という習慣」を身につける機会を共につくりあげていくことが、エンパシームファウンデーションの目指す新しい学びのイノベーションです。ぜひ、その活動としての英プラに、ご参加、ご協力いただけることを願っております。
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