Train your brain to be kinder.(じぶんの脳をもっとやさしくしよう)
やさしい心のおこない。
それは、相手を思う気持ちをことばに出すことです。
声に出してセリフを演じることが、あなたの脳を養います。
Greater Good Magazineに掲載されている小中学生の「やさしさプラクティス」を紹介します。
May you be happy.(しあわせでありますように)
こんなふうにプラクティスしてみましょう。
(1)はじめに、胸に手をあてます。
(2)うれしい気持ちにさせてくれる相手を思い浮かべます。
(3)その人はしあわせそうに微笑んでいます。
(4)心を穏やかにする空気に包まれています。
(5)その人にじぶんの思いを送りましょう。
(6)じぶんの心がやさしさにいっぱいに満ちています。
(7)やさしい気持ちが流れ出るように。
(8)声に出して言ってみましょう。
音声を聞いてみてください。
May you be happy.
やさしいおこない。声もやさしくなります。
May you be healthy and strong.(健康でたくましく)
想像して、声に出して話すと:
じぶんの身心に響きます。
声のことばとイメージが結びつきます。
静かにひとりで、声に出すことばは、じぶんに語りかけることばにもなります。
To know and not to act is not to know.(知っているのに行動しないのは、知っていることにならない)
「知ることと、行うことは、わけられない」(行動を伴わなければ、わかったことにはならない)(*注1)
有名なことばの解説は、ウェブ上にもたくさんあります。
が、意味を知っても、すぐ行動にはなりません。
たとえば、やさしさとは何か?親切とは何か?
それらは抽象概念なので、具体的な行動にうつすための知識が必要になります。
あれ?何か変ですよね。
それだと、知識ばかりで、いつ実践(プラクティス)できるのでしょうか?
その一方、やはり、知ることで、行動を変えてくれることがあるはずですね。
そうです。身をもって、実際に体験して、知ることです。
そうすれば、「知ることと行動することが、おなじ」状態になります。
やさしいおこない。
それは、やさしさを代表するセリフを声に出すことから。
そのセリフを身をもって知り、身につけることです。
それ自体が、すでにやさしいおこないになります。
なぜなら、そのような気持ちなるからこそ、出てくるのですから。
ここに紹介していることが、エンパシームでできます。
ことばを声に出し、わかちあう「プラクティス・シェア」。
ひとつのセリフは、ほんの2秒。
小さなイマジネーションで、本当に、知行合一が実現します。
出典・参照:『Greater Good Magazine』、王陽明『伝習録』、以下のエンパレットなど
オリジナルの記事と動画はこちらです。Greater Good Magazine:Train your brain to be kinder
(*注1)王陽明の「知行合一」ということば。人間にはもともと備わった力(良知)があります。知ることは行為のはじまり、行為によって、本当に知ることができる。合一(おなじ)というより、そのような循環プロセスがあるということです。このエンパレットで紹介する Greater Goodsは、心の修養をプラクティスするためのリソースです。共感、感謝、勇気、慈悲といったことば(知識)を行動に変えるには? それらのことばを代表する行為に現れるセリフを知って、使ってみることから。毎プラで、ことばにしてみる、友とわかちあうことができます。