赤い月。
と言っても、「スーパームーン」ではありません。(*注1)
地球の軌道と月の軌道の距離が近づく現象を眺めているのではなく、ふだんの月なのです。
深夜に赤い月。
いえ、それだけではなく、真昼間に赤い太陽。
毎夏、カリフォルニアでは山火事(Wildfire)が頻繁に起きます。(*注2)
大規模な山火事で、大気中に粒子状物質が大量に浮遊。(*注3)
空の見え方が激変します。
赤い光は、もちろん、空気が燃える色ではありません。
大気中の微粒子で、太陽の光が乱反射し、波長の短い赤い光が届くのです。
朝焼け、夕焼けでもなく、真昼間に。
そして月の光(源は太陽の光ですが)も。
失われて、気づく。
青い空、白い雲、そよぐ風。
赤い光が教えてくれること。
旱魃が続き、水不足が深刻な季節。
落雷、山火事、大気汚染。
飛び火が、人家を焼き、畑を燃やす。
緊急避難する多くの人たちのこと。
赤い光。
人体に危険な超微粒子(PM2.5)のしるし。山火事は、消すことができません。
被害をとどめる、消えるのを待つだけです。
自然災害と災難にむきあって生きるすべての人へ、寄り添う心の色。
I am with you.(心を共に)
出典・参照:Wikipedia記事
(*注1)スーパームーン
(*注2)Wildfire
(*注3)粒子状物質
(*注3)Particulates