Empathemian『エンパシームはやわらぎを映す』

はじめに「やわらぐ作法」

作法ということばを聞いて、かたくなったり構えたりする必要はまったくありません。

作法というと、お茶の作法、坐禅の作法など、礼儀やマナー、古くからの決まり事のイメージでしょうか。
作法とは呼ばなくても、パスやキャッチボールなど、運動でも、料理の手順、楽器や道具の使用など、ほとんどの物事には、基本的な所作、大切なルールがあります。
それらはみな、作法です。

作法とは、つくる方法。
何をつくるかというと、ある姿勢、状態をつくります。
そのような場になるように、「じぶんをみちびく」。
プラクティスの方向へ「じぶんをしむける」。

すべての作法は、身体の作法。
身体のふるまいで覚えることです。
ひとつの手順で反復することで、無意識にできるようになります。
それが「身につく」という意味です。
くりかえすことで、身につく。
いったん身につくと、何も考えずにできるようになります。

作法がないと、フォーム(かたち)が定まりません。
小さなことに意識が行ってしまい、集中がとぎれやすくなるからです。
また、かたちが定まっていないと、はっきりとふりかえることができません。
身体で身につけるために、作法は必須なのです。

エンパシームは、無意思的なフローを起こします。
そして、その時間の流れをタイムカプセルのように写しとります。
じぶんをふりかえることで、プラクティスに活かすことができます。

エンパシームは、心を穏やかにするところからはじめる。
よい習慣を身につけるための作法に、そのために発明されたテクノジーを組み込んだもの。

Clear your surrounding.

ふるまう作法。
ふりかえる作法。
人とプラクティスをわかちあう作法。
これらを一体化させたものです。

エンパシームは、あなたの姿勢を映す鏡。
「やわらぎ」とは、やわらいだ空気を表します。
あなたの気持ちと周囲の空気は一体のもの。そこに、あらわれるものがあります。
静かで、落ち着いた雰囲気、気分。
まわりがガヤガヤとうるさかったり、周囲がざわついている時、「やわらぎ」は小さい状態です。

飾ることも、構えることもありません。
静かにすわり、身体の力をぬきましょう。
リラックスすることです。
リラックスとは、ただのんびりする、といった意味ではありません。
やわらいだ状態をつくることです。

人間に備わっている「無意識」の力を、引き出す第一歩。
いえ、はじめるまえの、準備は、やわらぎです。
それはプラクティスをしやすくする、心のふるまいなのです。

Stay calm.

出典・参照: 『毎プラガイド』

「エンパシーム紹介「自然な流れで間をつくる」」(動画)

「習慣の作法(はじめ)」

「じぶんに手入れをするプラクティス [あゐてにふすいま]」

「作法を共にする道具があるからこそ」

「まず、和らぐことから始まる。」