Empathemian『心の溝を克服するために(3)』

よい習慣づくりは、むずかしくなっている

よい習慣づくりについて、いい教えはいくらでもあります。
ところが、実現は容易ではありません。

「○○の習慣をつくる」といった自己啓発本は数え切れません。
「答え」を探そうとして、情報はいくらでも手にはいりますが、「実際にやって、ふりかえる」現場がとても少ないのです。

途切れることのない、情報入力過剰の毎日。
静穏のひと時すら、ままなりません。
でも、いまや社会の一部であるネットやスマホを捨てて逃げ出すこともできません。

生活の現場の問題を克服する方法が必要です。

心の中に溝をつくりやすくしている環境を踏まえて、よい習慣づけを阻む心のギャップを克服することです。
それは、テクノロジーに依存するのでも、敬遠するのでもなく、人間の生来の能力をひきだしてくれるような方向に、じぶんをむけることです。

その手助けとなるテクノロジー、そのフィロソフィーがいるのです。
そして、実際にやってみるプラクティスがいるのです。

生活の現場の問題を克服するテクノロジーとフィロソフィー

① テクノロジーがもたらす情報の入力過剰をやわらげる
② 精神的なエネルギーの浪費を減らして生来備わった力を出力できるようにする
③ それが、日々実現可能な方法で続くように、小さな手入れのたのしみをつくる

習慣化は、くりかえし、ふりかえり、わかちあう、という行動のしくみです。
人間の生来の能力を引き出すとは、ふだんの生活の中に具体的な身体行為が起きる場をつくること。
そのプロセスをあとでふりかえるようにすることです。

* 静かにすわる
* ゆっくり待つ
* ちかづいて手に触れる
* にこやかな笑顔
* ことばを声にする
* ひと息の間を入れる
* 落ち着いて呼吸をする
* ふるまいをわかちあう

エンパシームは、精神的なエネルギーを減衰させるのではなく、持続させる手助けになるテクノロジー。
そして、そのテクノロジーをよい習慣化にするしくみ。そしてそのフィロソフィーです。

なぜ続かないんだろう?
じぶんは「●●だから」「時間がない・やる気がない・才能がない」などと、自分で理由づけをしたり、
「やらなきゃいけない、でもできない」という自分との戦いで、エネルギーを使ってしまっています。

じつは、落ち着いて、しぜんにふるまえる力を出してから、ふりかえってみれば、じぶんでちゃんと気がつきます。
そのための、間をつくる、小さなプラクティスさえ、できれば。それが3日続けば、たいていのことは、もっともっと楽にできるようになります。

ひとりひとりが、よい習慣を身につけることができれば、その個人ばかりだけでなく、だれもが社会にも貢献ができるような路をひらくことができます。

Practice Empatheme.
エンパシームをひとつ、つくろう。

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「修養のイノベーション (1) エンパシームでひらく路」

出典・参照:『毎プラガイド』, SomniQ, Inc. Empathic Computing

「A Cue to a Dream」(Movie)