Less is more.(自己流のクセを減らさないと身につかない)
ネット、スマホ、AI.
現代の日常には、ボタンを押せば、ポンと手元に「答え」届くはずーそんな錯覚すら覚えます。
それらなしでは日常に支障をきたす現代社会。
便利なテクノロジーが私たちの社会生活に浸透してきています。
その一方で、過剰な使用がもたらす様々な影響も指摘されています。
かと言って、やめたり、逃げ出したりするわけにもいきません。
現代社会は、「多ければ多いほどよい」という考え(More is more)に駆り立てられています。
だから、「少なければ少ないほどよい」という考え(Less is more)を求めたくもなります。
「減らすことでよりよく生きる」術を探そう。
ところが、なかなかそうはいきません。
なぜなから、気づかぬうちに、文字・映像情報へ依存しているからです。
もっと端的にいうと、「答えを教えてもらう」ことに依存しているじぶん自身に気づいていないからです。
学びは、教えてもらうことではないの?
いいえ。学んだことを実践することが、学びです。
そして、教わったようにはうまくできず、練習することでだんだんうまくなっていく過程が学びです。
「すぐに答えが出てくる」という感覚がクセになると、
じぶんで感じ、考え、想像しながら、行動することが、予想以上に、むずかしくなります。
実は、「答えを教えてもらう」依存は、何も今に始まったことではありません。
現代社会は、その傾向に急速な拍車をかけています。
答えを教えてもらうのがいけないの?
いいえ、教えを聞くことは必要です。
が、教えは、じぶん自身の課題に気づき、自覚しないかぎり、身につきません。
真の学びは、プラクティス(身を持った体験)にあります。
そのエッセンスは、「手本をまねて、なりきって、確かめる」練習にあります。
すぐに「答え」を教えてもらうと、プラクティスがなかなか身につきません。
想像力を育て、ものごとの全体を感じとるセンスを磨くプロセスがなくなるからです。想像してみてください(思い出せないかもしれませんから)。
こどもの時、何度も転んで、歩けるようになったはずです。
母をまねて、だんだん話せるようになったはずです。
エンパシームは、あなたの日々のプラクティスによりそい、
プラクティスする場を起こし、捉えて、様子を察して、フィードバックするテクノロジーです。
Unlearn unconscious challenges.(教えてもらう依存を、つみへらせ)
「まねて、なりきって、たしかめる」練習が、集中して、途切れなく続くように。
あなたの思いを実現するための、プラクティスが証となり、糧なるように。
そのために編み出された補助のしくみ(Empathetic Practicing Aid)です。
教わることで学ぶ (Teaching-Driven Learning) だけでなく、
プラクティスの場・機会をおこし、そこから学びを深め、広める (Practicing-Driven Learning)ために。
うまくいかない過程によって、じぶんが変化するのです。
それをふりかえって、変化が実感できた時に、自覚が生まれます。
だれもが、じぶんを助け、他者によりそうえるように。
エンパシーム (Empathetic Practicing Aid to Help Unlearn Unconscious Challenge in Learning)。
出典・参照:坂口立考「エンパシームファウンデーション創設趣意」(2007年6月)、英語トレイルガイド、以下のエンパレットなど