Empathemian, Sunnyvale, California

Breath is the rhythm of life.(呼吸はいのちのリズム)

ストレスは、心身の健康に大きな影響を与えることが知られています。
精神的なストレスは、心臓や血管に影響を与えます。
自律神経失調症をきたしたり、命に関わる病気の要因にもなります。

それでも、ストレスをなくすことはできません。
なぜかといえば、ストレスは、私たちの身体の反応だからです。
じぶんの一部なのです。

「ストレス」の発見者であるハンス・セリエはこう言いました。

「すべてのストレスは、私たちに傷跡を残していく。
でも、それは同じようなストレスに襲われた時に今度は私たちを守ってくれるもの。
ストレスというものが存在しなければ、人間は滅んでいただろう。」

バランス・調和をとること。
そのためには、どうしたらよいでしょうか。

Breath walks alongside you.(呼吸はじぶんの共に歩む)

心身の状態を和らげる「練習」ができるようにすることです。
身体の機能は、意識して変化させることはできません。
意識して、脈拍を変えたり、発汗を変化させたりすることはできません。
唯一できることは、「呼吸」です。
呼吸も、無意識・自律的ですが、ゆっくりとしたリズムを身につけることはできます。

坐禅もマインドフルネスも、呼吸に注目します。
ただし、いっぺんに色々やろうとしても定着しません。
素振りのような小さなプラクティスが大切です。

日常の全体をゆっくりにするとか、時間のかかる実践以前に、
短い数分間のひと時を確実につくり、そのなかで、和らぐ、ゆっくりとふるまうことです。
まず、静かにすわることからです。

Life is in the breath.(呼吸の中に、生きている)

出典・参照:ハンス・セリエ『ストレスと生命』、以下のエンパレットなど

「すむ」

「楽にして」

「呼吸はやすらぎ」

ハンス・セリエ