You are not a drop in the ocean. You are the entire ocean in a drop.(じぶんは海の一滴ではなく、一滴いっぱいの海である)
私の体、私の心、私の命。
私の健康、私の幸福、私の人生。
なんだか、すべてがみな、自分の「持ちもの」のように聞こえますね。
そういう言い方に慣れすぎていて、肝心なことを忘れています。
じぶんという「身心」は自然の一部であるということを。
本来、身心と宇宙をわけへだてることはできません。
一体のものであり、一緒のことです。
ペルシャの思想家・詩人、ルーミーは、こう語ります。
あなたは大海に落ちたひつ粒の水滴ではない。
ひと粒の水滴の中の大海である。
じぶん自身が「やさしさ」であり、「怒り」である。
じぶん自身が「寛容」であり、「毒」である。
私たちの日常にも、そのように感じられる、小さな一瞬がたくさんあります。
挿絵の写真をよくごらんください。
ウルウルとみなぎるひと粒の水滴!
その中に世界があります。
水滴ひとつぶの寄せる心。
この瞬間、じぶんが水滴になっています。
出典・参照:ジャルラール・ウッディーン・ルーミー『ルーミー語録』、以下のエンパレットなど