坐って、何もしない。

「行住坐臥」(ぎょう・じゅう・ざ・が)ということばがあります。これらは、人間の身体の基本姿勢です。そのなかで、坐は、ひとり静かに坐ること。坐るというと、坐禅を思い浮かべるでしょうか。

古来より、ブッダにおける禅定、古代インド諸宗教の瞑想坐、ひとり静かに坐ることが人間の精神にとって根本的であるということを示しています。

『荘子』にも「坐忘」ということばがでてきます。
「端座して一切を忘れ去り、道と一体になった境地」という意味です。

大和和尚との対話から。
り:何のために坐るのでしょうか?
大:「何のために」はありません。
り:ただ静かに坐り、何もしない。
大:そうです。