「たなと」は、素手でふれあうもの

「たなと」をやさしく手にとってみてください。「たなと」は「手でふれあう相手」「手の友」「たなごころのとびら」という思いをこめて名づけたものです。

[ いま ] のひと時に委ねて、そこで感じられるじぶんを想像してください。

「たなと」は、力を抜いた時の、手のかたちでできる空間のかたちをしています。やさしく手に包まれる時のかたちです。手のひらにのせる、手の中に包むとき、自然に和らぎができます。

素手とふれあって、木のぬくもり、木目、重さが感じられます。たなとは、みなおなじ重さ、おなじ大きさですけれども、実はひとつひとつに個性があります。人間とおなじように、すべてが固有の存在です。ひとつひとつを手しあげでつくっています。

そのような気持ちで、手にしてみてください。すべすべで、ツルツルの感触。手になじんでくると、その感覚が身につきます。だれかが「たなと」を手にしているときの感触を想像することもできます。共通の感覚を共有しているからです。

たなとは、エンパシーム・メソッドの道具になります。文字通り、「相手」になって、エンパシームを共につくるともになります。

ひとり、静かに、坐り、やわらぐだけ。