Seed Pattern Practice (6) That makes sense.

トレイル 1のテーマSeedを使ってやりとりの場を想像するプラクティス。挿絵にある情景、身振り手振りの空間をイメージしてみましょう。思い出せない、うまく言えないことも大切なプラクティスです。あとで見直して、あーこれだったな、と思い出します。そのように、じぶんからアウトプットすることで、セリフのつながり感が身につきます。
[プラクティスのポイント]
全部を正確に思い出すことではなくて、セリフとイメージのつながりをつけていくことがプラクティスです。挿絵の、身振り手振りの空間イメージを思い出してみましょう。
「ゆだねるプラクティス」は、一字一句おなじように言わなくてもかまいません。思い出せない場合もあるでしょう。
まず、カードのタイトルシードを言ってみましょう。あとでminiプラを見直してみると、あーこれだったな、と思い出します。
うまくいかない体験もまた、プラクティスなのです。そのようにして、じぶんからアウトプットし、それをくりかえすことで、セリフのつながり感、情景イメージが定着していきます。

英語のセンスは、発想のパターンを身につけることです。日本語とはちがう発想パターンです。続けていくうちに、シードのつながり方、その雰囲気を感じ取れるようになります。

[ニュアンスを日本語で]

はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。


反対向きにやってみたら?
あ、たしかにそうだね。その方がいい。

**
ぼくたちがやらなくちゃ。腹を決める時だよ。
うん、そうよね。状況からして、それが筋だわ。

***
いちばん大切なことって何か。毎日やること、だよね?
そのとおり。それが道理。

[ツボノート]

センスを磨く、高める、広げる、身につける。なりきりコースのテーマです。

sense(動詞)は、そのように感じられること、実感することです。目に見えない、抽象的なことに対して、ある「かたち」をもって捉えること。肌身で感じられるような、全体的な感覚。そのような心の働きがイメージされることばです。

したがって、日本語としては、(何かちがいに)気づく、直感で感じる、わかる、ということばがあてはまります。実は、日本語の「心」のはたらきに相当することばなのです。

日本語でも「センス」ということばは定着しています。そのなかで、あの人はセンス(才能)がある、職人のセンスといったことばは、英語のsenseとも通じます。「服のセンスがいい」という時のセンスは、趣味がいい、といったニュアンスなので、英語の本義から少し離れますが、それでも、肌身の感覚(五感を使い、身体感覚で身につける)というところから来ていると捉えることができるでしょう。

肌身で(つまり、頭で意識するのではなく)場のイメージ(いわば、暗黙の形式)をしぜんに身につけることが「センス」になります。それは、何度もくりかえすプラクティスによるものです。ことばの感覚とは、何度もくりかえすことによって体で覚えること。

まず、動詞でも名詞でも、senseということばを、実感、心の働き、肌身でわかる、強い思いといったことばのイメージで結び付けておきましょう。その上で、makes senseという表現について、踏み込んで見てみましょう。「Sense=心の働き」がツボです。

That makes sense. は、説明を聞いて、なるほどな、という時や、もっともだな、と思った時など、相手のことばに納得したり、話の筋道を確認する時などに、よく使います。

そのとおりだね。
それそうだね。
道理だ。

「make sense = 意味をつくる、わかる」というふうに、フレーズを覚えるという従来の「単語学習」では、いまひとつ、実感しづらいですね。senseということばは、「肌でしっかりと感じる」心の働きを表している、ということが大切な「ツボ」なのです。論理的だ、という意味で「それはそうだね」と言っているというよりも、そのことについて「じぶんが納得して」わかる、という意味なのです。

It makes sense. に対して、It doesn’t make sense.(わからないな、それちがうでしょ) や、It doesn’t make any sense. (ぜんぜんわからない、どういうことなの?)も、じぶんが感覚的に納得できない、腑に落ちない、という気持ち、心の働きを表しているのです。

似たことばに feelがありますが、feelは、日本語の「〜なかんじ」といったニュアンスに近いことが多いです。漠然と感じている時など。feelもsenseも肌身の身体感覚という意味ではおなじですが、senseは、その漠然とした、見えにみえない(たとえば話の流れとか、論理とか場の雰囲気といったものも、目に見えないものです)抽象的なものごとに対して、ある輪郭をもって感じとる、だから、じぶんなりにわかる、といった意味で使われます。

なお、名詞としてのsenseをつかった表現で、たいへんよく使われるパターンがあります。これらはみな、「sense=心」というイメージがあいます。日本語でも、「俳句の心」といった使い方をしますね。日本語では、慣用句的に、感覚、意識、心といったことばがつきますが、英語はほぼすべて、sense of 〜という表現でいうことができます。

Sense of purpose 抱負、志、
Sense of pride 自尊心
Sense of kindness 思いやりの心
Sense of humor ユーモア
Sense of responsibility 責任感
Sense of ownership 当事者意識
Sense of urgency いますぐ取り組むべき課題だという認識
Self of improvement 上達しているという実感
Sense of power じぶんに何かできるという意識(権力意識ではない)
Sense of craftsmanship 職人気質
Sense of wonder 好奇心、おどろき感、ふしぎ
Sense of loneliness 孤独感
Sense of achievement 達成感
Sense of balance バランス感覚
Sense of excitement 高揚感