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See what you hear.(聞こえるものが見える)
大切なじかんだけ、カプセルにつめられたら、いいな。
そうしたら、じぶん自身がタイムマシンになれる。
素敵な思いを、いつでもとり出せたら、いいな。
そうしたら、どこでもドアを持ち歩ける。
聞こえないものが、見えたらいい。
見えないものが、聞こえたらいい。
触れているものに、気づけたらいい。
路は、無数にあるはず。
そのうちのひとつを、じぶんの路に。
その路は、歩くことによってのみ、できます。
ねがう路を、じぶんに言ってみます。
無意識のじぶんに触れたい。
じかんをカプセルにいれて、いつでもとりだしたい。
声のタネをまいて育てたい。
じぶんのことばで、未知のじぶんをつくりたい。
だれもができるようにしたい。
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Interact with what you feel.(感じるものに触れる)
そんな空想で、何かつくれるの?
はい、空想せずには、何もつくれません。
空想?空想って非現実的なこと?
私たちは気づかなくても、いつも空想しています。
現実と思っている世界の中、ふだんの生活の中で、四六時中、何かを思い浮かべています。
そのことが感じられ、すこし意識できることを、想像と呼ぶのでしょう。
想像に包まれて、手を動かしてみる。
何かのカタチを描く時、そよ風がおこります(inventionのはじまり)。
エンパシームの発明は、「たなと」と過ごす時代をへてきました。
英語では Abot (A Being of Touch、手にふれる存在)といいます。
日本語では、たなと(たなごころの友)です。
エンパシームは「ふるまいを単位化して捉え、それを構造化する」発明です。
その原理にもとづき、プラクティスに役立つしくみに応用したものが、エンパシームアプリです。
原点は「人ともの」の間のコミュニケーションにあります。
人も、ものも、寄りそって互いに働くという、共感的な捉え方。
ねがいをもとに編み出された、Empathic Computing Method & System (「人間とコンピュータが、ふれあう方法・寄りそうしくみ」日米欧にて取得した発明特許群)を土台にしています。
人とものの共感的な関係?
そうです。
人間が本来持っている、やさしい心を引き出すことが、ひとつ。
機械(コンピュータ)が、そのやさしい心に寄り添えることが、ひとつ。
このふたつをあわせるのです。
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Hear what you see.(聞こえるものが見える)
やさしい心とは、相手の身になれること。
互いによりそうことです。
だれもがもっているけれど、無意識的なふるまいの中にあります。
「目的意識で結果を出そう」という場面では、発揮されません。
場をつくり、時間の流れをつくり、直感的に感じ取れる、ふれあい(interaction)を起こす。
それも、人間であれば必ずといってよいほど、確実に起きるふるまい。
そして、それが、ごく身の周りのスペース、ほんのわずかな時間で起きるように。
たなとと、寄りそいあう時間・場から生まれたエンパシーム。
・静穏で動く
・ものとふれあう場を映す
・ひと筋のふるまいを区切る
・その流れをたどれるように残す
・ひと息ごとの声を表し、とりだす
・そのじかんの入ったカプセルを交わす
じぶんの生きている、
小さな時間、
小さな場。
ふりかえり、
くりかえし、
わかちあい、
そのふるまいだけで、
助けあえる。
写真のたなとは、まだ、一般のプロダクトではありません。
エンパシームの発明群を共につくりだしてくれた友。
やさしく接するプラクティスの相手。
共感のチカラをカタチにするコンピュータ。(*注1)
カタチもまた、デザインの特許になります。
そんな考え方でいいなら、じぶんもできそう。
そうです!
どんなねがいでも、カタチにできます。
カタチにしようとすることが、ねがいになっていきます。
そして、そのねがいを、くりかえし、ふりかえり、わかちあうことです。
出典・参照:エンパシームの発明に関するエンパレットなど
(*注1)「たなと響」は、エンパシームの母のコンピュータ。「工業製品」という一般常識があるので、落としても壊れない、といった道具になると、ひとつしかない存在のありがたさや、ふれあう時の「やさしい心」が引き出しにくくなり、いまのところ、発明のための開発・制作環境の中で働いています。なお、たなとの原型である「木製のふれあうもの」は、毎プラの友になります。
心のつながりをつくるコミュニケーション・プラットフォーム「エンパシーム」を公開!シリコンバレー10年の成果を「学びを支え、寄りそいあえる」社会のために。
Empatheme Communication Platform
寄りそいあえるコミュニケーション (4) [共におなじ路を歩む]