No surprise, no life.(おどろきのない人生なんてない)

エンパレット「ネタ切れ?」シリーズから転じて、
今日は「ネタバレ」の話です。

といって、結論を先にのべるとネタバレになりますので、最後に。
まず、質問から。
どれがいいですか?次の3つの中から、選んでください。

(A)オチがわかっているミステリー映画。
(B)結果のわかっているスポーツ観戦。
(C)答えがわかっている人生。

(A)ネタバレの映画、ちょっと見ないですよね。
ストーリーを知っていて、見たい映画もあるかもしれません。
その時は、ネタバレ、とは言いませんが。

(B)録画などで、結果がネタバレの試合。
応援しているチームが勝つのなら安心して見られるかもしれませんが。
その時、ネタバレとは、言わないですね。

(C)さて、ネタバレの人生は?
終わりがあることは確かです。
が、何が起きるかわからないので、本来、ネタバレはないはず。

でも、その一方で、常識は、むしろネタバレをすすめているフシがあるかもしれません。
幸せになる、安定した人生という目的に向かって?
すべてが計画通りにいくように。

でも、どうなるかわかっている人生では?
つまらなくなっちゃいますよね。
ぜんぶ答えがわかっていたら「生きる意味」がうせてしまいます。

ネタバレはつまらない、はずなのに、
ふだんの私たちは、答えばかり聞きたがっていないでしょうか?

ひとつ正解がある、と思い込んでいませんか?
安全がいい。安心がいい。
そうですね。でも、答えを知ることではないですよね。

ネタバレは、英語ではspoilerと言います。
spoilは捨てる、ダメにする、という意味の動詞です。

Spoiler Alert: you’ll be spoiled by always looking for the right answer.(ネタバレ注意:いつも正しい答えを探しているとダメになります)

ドラえもん:人生、答えが決まっていたら、つまらないよね、ネタバレの映画みたいに。
の:ママも先生も、そんなこと言わないよ。
ド:のびちゃんさ、じぶんのネタはじぶんでつくっていいんだよ。
の:じぶんのネタ?
ド:そう。生きていることそのもの。
の:じぶんで決めていいってのはわかるけど。
ド:はじめから決まっていたら生きる必要もないでしょ。
の:ぼくは、のび太で生まれてきたからさ、ぼくの人生があるんでしょ。
ド:いろいろやってみて変えていけばいいんだよ。
の:そんなカンタンに変われるの?
ド:カンタンとは言っていないけど。
の:とにかく、じぶんはまだこれから変われるのかな?
ド:変われない?反対だよ。変わっていくんだから。
の:そうなの?
ド:変わっていないと思っているは、のびちゃんの頭の中だけ。
の:そうなの?
ド:脳みそだって、細胞はみんな入れ替わっているんだからね。
の:前もそんな話きいたよ。
ド:いつだって変われるんだ。
の:うん。
ド:「正解」ということばに、だまされないでさ。
の:わかったよ。ネタバレなし、って。
ド:そうそう。この話だって、筋書きなかったんだからさ。
の:え?!

出典・参照:以下のエンパレットなど

ネタ切れ?① [決めつけてない?]

思いのタネをまく ② どこでつまづく?

それ、じぶんかも?