We are already connected.(私たちはすでにつながっている)
エンパシームの原点は「人ともの」の間のコミュニケーションにあります。
人も、ものも、寄りそって互いに働くという、共感的な捉え方によって編み出された Empathic Computing Method &Systems (人間とコンピュータが、よりそい・ふれあうしくみ、日米欧にて取得した発明特許群)を土台にしています。(*注1)
元来、コンピュータは「人間があらかじめ決めた用件を入力する」ことで、こたえを出力する機械です。
入力されない情報については出力のしようがありません。
人間の心が表れている余白部分を切り落としたら、コンピュータにも、その心は伝わりません。
エンパシームは、発想を逆転させ、余白部分を土台とした構想によって、この制約を克服します。
ものとふれあう場をつくり、ことばの周辺に宿る余白を、単位化・構造化して捉えます。
それを、意味のある形で抽出し、直感的にわかるように表現します。
ことばの余白に含まれているもの:
・無意識的なふるまいのパターン(非言語情報)
・声の調子、音・リズム(プロソディ、パラ言語情報)
・周囲の音、付帯状況、日々のくりかえし(コンテクスト情報)
人間は、身体を使ってくりかえし、また持続的に、「心の動き」を出力することができます。
その場の環境、時間経過に含まれる、ひとつひとつは微かな事象も、心を表す余白を構成する大切なピースになります。
ことばの余白から抽出したデジタルデータを、声のカタチ、文字のやりとりと組みあわせたエンパシーム。
じぶんをふりかえる行為を、プラクティスを共にする人たちとわかちあうことができます。
エンパシームが「心のつながり」をつくるメディアとなり、寄りそいあうコミュニケーションを可能にします。
心のつながりをつくるコミュニケーション。
寄りそいあえる社会。
すでに、あなたのもっとも身近にあります。
じぶんのことばの余白。
ひと息のふるまいの前後、周辺。
ことばは大切。
でも、それは、「わけて、理解する」だけでなく、
ことばの余白を大切にすることです。
わけへだてすぎていないか、どうか。
ことばで、わけへだてしすぎると、心のつながりの妨げになります。
そのことに気づいて、いつも思い出せば、心はつながります。
というより、しぜんにつながっていた心に気づくのです。
エンパシームは、そのお共になり、お手伝いができるメディア(つなぎ役)です。
寄りそいあえるコミュニケーション (3)[余白の中に心がある] へもどる
寄りそいあえるコミュニケーション (1)[向きあうばかりではない] へもどる
出典・参照:『エンパシーム「じぶんが変わる」体験と実証のプロジェクト』、SomniQ, Inc. 「Empatheme Computing Method and Systems」、『毎プラガイド』 ほか
(*注1)(付記) エンパシームは、人間の(無意識的なふるまいを含む)行為を、単位化して捉え、その連なりを記述・表現する方法(Sequence of Interaction Unit) です。その特徴は:
・人間が自然(もの)とふれあう時の動きを抽出し、直感的な簡略表現に変える
・表現・情報を使うことで、行為が循環・持続する
・無意識的なふるまいに含まれる「余白」情報を、あとで取り出し、利用・活用できる。
・共通の単位、形式、表現化によって、自己と他己(他者もじぶんとおなじように)をつながりにも応用できる
エンパシームはスマホアプリそのもののことではありません。ふるまいに現れる一連の「心の動き」を、取り出して、利用・活用・応用する方法です。そのコンセプトの具現化のひとつが、スマホのアプリです。エンパシームを使うことで、これまでなかったプラクティス(じっさいにやってみる)が可能になります。毎プラ、英プラ、コ・プラは、その応用例です。
「こうすれば、こんなことができる」という方法という点では、人間とものによる動きを捉えるテクノロジーの発明(特許)ですが、むしろ、日常のささやかなふるまいの中に、人間の身体を通してできる普遍的な現象がある、というひとつの発見です。エンパシームというコンセプトによって、いろいろな見え方、聞こえ方、ふれあい方を、人それぞれが見つけていく楽しみ変わることを願いつつ。
心のつながりをつくるコミュニケーション・プラットフォーム「エンパシーム」を公開!シリコンバレー10年の成果を「学びを支え、寄りそいあえる」社会のために。
エンパシーム「じぶんが変わる」体験と実証のプロジェクト(クラウドファンディング)