Be yourself.(じぶん自身であれ)
友人の「バーミツバ」に招かれた時のこと。
バル・ミツヴァ(Bar and bat mitzvah)は、ユダヤ教の成人式です。(*注1)
13歳になった教徒を社会に迎え入れる儀式です。
壇上にのぼってトーラーを読む儀式。(*注2)
そこに、家族や友人が代わる代わる参加します。
厳格な宗教儀礼を思い浮かべるかもしれませんね。
でも実は、終始、参加者全員の笑顔と歌声が絶えない、なごやかな集いです。
まるで、村のお祭りのような雰囲気です。
しかも、ミュージカルに参加しているかのような感覚です。
全員の歌声に包まれています。
節のついたセリフを掛けあいます。
まわりの人にならって、何度もでてくるセリフをまねてみます。
セリフは、ヘブライ語で、こんな意味だそうです。
Let us be here now.(みな、ここにあれ)
May it be so.(そうありますように)
仲間入りする少年、共同体全員に語りかけるラビのお話に、このことばがありました。
Character is what you are in the dark.(だれも見ていないところのじぶんが真のじぶん)
厳しさのあることば。
と同時に、やさしい、はげましのことばでもあります。
だれにも知られなくても、じぶんの努力は、じぶんの証です。
ひとりのじぶんを自覚することが、じぶんの証になるのです。
文化はちがっても、私たち人間の心の世界は通じています。
ねがいは朝を待っている [Hope begins in the dark]
出典・参照:「あるBar Mitzvhaでのこと」、英語トレイル1(1) That’s what I am.
(*注1)バル・ミツワー バル・ミツヴァ
ねがいは朝を待っている [Hope begins in the dark]