『Dear Data』というたのしい本があります。
データといっても、コンピュータによる情報処理の本ではありません。
ステファニーさんとジョージアナさんの手紙のやりとり。
毎週、おたがい、相手に絵はがきにして、描いた絵を送るのです。
何が起きたかを書くのではなく、絵を描くのです。
毎日、身のまわりの、小さなことに目をむけて、それを絵にすること。
そこでは、いろいろなデータに出会うことができます。
データの語源、ギリシャ語で、あたえられたもの、という意味です。
身のまわりの世界から、じぶんに与えられたもの。
五感でふれあい、わかちあえるものは、データ。
よくみると、ひとつふたつと数えられるものは、データ。
なにも特別な場所にいかなくてもよいのです。
そらを見上げるだけでできます。
都会の路地にも、小さな花をみつけることができます。
「雑草」という名前をつけて、見えなくなっているだけです。
リトルデータさん、こんにちは。
エンパシームは、じぶんのリトルデータ。
ひと息の身体アクション、そのふるまいの様子を写したデータです。
その中に、呼吸のリズム、和らいだ姿勢や、声がはいっています。
エンパシームは、じぶんも、コンピュータもあつかえるデータさん。
Hello, Empatheme. My dear little data.(ハロー、リトルデータのエンパシームさん)
出典・参照:Giorgia Lupi and Stefanie Posavec 『Dear Data』
Do_Emp『みず・そら・いのち』https://www.instagram.com/do_emp/