なりきりコース トレイル2 Seed Pattern Practice (47) Less is more.

[プラクティスのポイント]

トレイル 2のテーマSeedでやりとりの場を想像するプラクティス。
挿絵にある情景、身振り手振りの空間をイメージしてみましょう。
セリフをアウトプットしながら想像することでセンスが身につきます。
いっしょにやって想像をはたらかせてみましょう。
そのあとでエンパレットのツボノートをみて復習しましょう。

[ニュアンスを日本語で]

はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。


少ない方が多い、ってどういう意味?
バランスを保て、ってこと。たぶん。

**
少ない方が多くなる。どう思う?
数字を使った実例で示してみて。

***
健康の秘訣は何?少ないほうが多くなる、でしょ?
そうもいえるね。現に私は健康。

[ツボノート]

moreとlessは、対になることばです。

ものごとの量や程度について、どれぐらい多いか少ないかを表します。

Do more. (もっとやりなさい)
Eat less. (食べ過ぎないこと)

more or less(大体、ざっくり言うと、ほとんど)という副詞句もあります。

Less is more.

「なにかをへらせば、なにかがふえる」「欲や期待を小さくすると、結果的に、得るものが大きい」といった意味で使われます。

このことばは、特に慣用表現というわけではありません。

でも、このような端的な表現をじぶんで使ってみることで、センスを磨くことができます。

よく使われる日常表現に慣れ、それを使いこなせるようになることも大切ですが、覚えようとしても、キリがありません。

なりきってシード をプラクティスすることでパターンを身につけたら、どんどん、じぶんで表現をつくって試してみることが大切になってきます。

センスを身につけるとは、そのような、創造的なプラクティスによって磨かれるのです。

Less is more. というと、

「より少ない方が、より多い」
「減らした方が、増える」

いろんな場面、状況が思い浮かびますね。

今日のプラクティスも3つの対話をそのまま身につけると、あとで役立ちます。

なお、Less is more というタイトルでエンパレットシリーズ(1-8)を掲載していますので、ぜひごらんください。

各ストーリーの最後に、次のストーリーのリンクがありますので、それをたどってみてください。

Less is more (1) 少は多なり
Less is more (2) 情報量をへらす
Less is more (3) 静謐に映る
Less is more (4) 制約の回数
Less is more (5) 平易なことばの表現力
Less is more (6) 望みをつなぐには?
Less is more (7) より響かせるには?
Less is more (8) 勇気を生むには?