Give way.(路をゆずれ)
こんな標識があります。
Yieldとは、路をゆずることです。
ゆずるとは、じぶんが相手に、あげること。
文字どおり、Give wayという標識もあります。
日本の道路では「優先道路」を示すサインがあります。
(すぐに思い出せないですよね?)
英語は、アクションをことばにした動詞表現で指示します。
路が交わるところでは、だれかが相手にゆずる行為が必要です。
あなたが、ゆずりなさい、と。
ゆずるとは、待つことです。
待つとは、じぶんの時間をあげること。
路をあげよ。
時間をあげよ。
「心のゆとり」を持てと言われるよりも、直接的です。
ところで、Yieldということばは、「生み出す、もたらす、実を結ぶ」という意味の動詞でもあります。
たとえば、こんなふうに言います。
This tree yields fruits.(この木には、実がなる)
投資・貯蓄の用語として、yieldといえば「利回り」を指します。
製造・ものづくりでは、yieldは「歩留まり」です。
どちらも、どれだけ生み出せるか、という価値を測る指標です。
「ゆずる、あげる」という行為と、「生み出す、もたらす」という現象が、おなじひとつのことばでつながっています。
Your practice yields seeds.(プラクティスをすると、タネができる)
出典・参照:以下のエンパレット、および 英語トレイル4 Create Something New.
LET IT GO. [行きづまったら、そっと手放すために]