Empathemian, Rancho San Antonio Open Preserve

どうしたら、心は自由になれるのでしょうか?

『荘子』に、こういうことばがあります。

常に自然にりて生を益さざる。

「自分にとって何のためになるかということを考えるのではなく、物事の自然に従って生きなさい」という意味です。

自分にとってよい・わるいという「わけへだて」をしない。どんなことをしたらよいのでしょう?

『荘子』に、「胡蝶こちょうの夢」と呼ばれる寓話があります。
ある時、荘周(じぶん)は夢の中で蝶になっていた。心ゆくばかりにひらひらと舞う蝶の身になって、じぶんが荘周であることを忘れていた。

やがてふと目が覚めれば、じぶんは荘周ではないか。
これは荘周が夢で蝶となっていたのか。
それとも蝶が夢で荘周となっていたのか。
どう考えても、荘周と蝶は、区別があるはずだ。
でも、じぶんは何も変わっていないはず。
ということは?
そうか、万物がみな、変化しているのだ!

Inspire imagination. ひらめく。

身のまわりの自然に心を寄せるだけで、おのずと想像力は働きます。
蝶の気分になれる時、それは 夢であり、現実でもあります。
いつも物事を区別することばかり考えているけれど、本来、心は自由だったー。

わけへだてをやめると、忘れていたことが、思い出される。

出典:『荘子』徳充符篇、斉物論篇『胡蝶の夢』、英語トレイル1 (18) I feel happy / トレイル3 (98) Inspire imagination. および以下のエンパレットなど

Inspire imagination.

「「知魚楽」に共感する」

「未知に出会うには?」

「共感の宇宙に生きている」

「荘子」