セリフを演じて、場面を想像しよう!
ことばは、セリフで相手とやりとりすることです。
言ってみれば、ことばのプラクティスは、声を出して、場面や情景を想像する練習なのです。
場面を思い浮かべて、セリフを言ってみましょう。
あるいは、セリフを言ってみて、情景を思い浮かべてみましょう。
情景から、いろんな想像ができます。
ひとつのセリフは、いろんなニュアンスを含む
A small step a day makes a big difference.
日々の小さな一歩が大きなちがいになる。
一日一歩の積み重ねが大きな変化を生む。
毎日の小さな努力が、やがて大きな成果になる。
小さな一歩でも、毎日続ければ大きな成果になる。
大きな成果は、 日毎の小さな変化によってこそ、もたらされる。
このことばは、英語耳°を身につけるプラクティスそのものです。
手本とのちがいは微細な(ほんの0.1秒の)リズム差であったりします。それはじぶんの日本語耳°、自己流の修正の度合い。
いっぺんにたくさんの修正はできません。
つまり、大きな成果とは、実は小さなステップの継続でしか、実現できないものなのです。
気持ちを想像してみよう
The words made me wonder why.
街頭の演説のようです。
このセリフは、だれのセリフでしょうか?
あなたは聴衆のひとりです。
演説を聞いていて、ふと思ったことがあった、そういう場面を想像してください。
そのことばを聞いて、なぜなのか、疑問が生まれた。
そのことばで、なぜなんだろう?と考えた。
そのことばを聞いて、どうしてなのか、不思議に思った。
It makes me wonder.
(なぜだろう?)
このような表現は、よく使われます。
ひとつのセリフを身につけると、応用がききます。
情景を思い浮かべて、セリフをまねる
Make yourself clear to everyone.
だれにでもわかるように話しなさい。
どんな相手にも、分かりやすく話すように。
自分の言いたいことを、みんなにはっきりと示しなさい。
このセリフを応用すると?
Did I make myself clear?
(うまく、伝わったかな?)
(わかってもらえたかな?)
セリフを身につけることで、想像そのものが上手になります。
じぶんのことばにする
Make things happen.
物事を実現させよう。
目標を形にしよう。
行動で結果を出そう。
自分の力で事を成し遂げよう。
実現する、結果を出す、成し遂げる、といった動詞フレーズをひとつひとつ、覚えるのではく、
ベースとなるセリフひとつを覚えることです。
声によって、イメージが湧くようになります。
その場にいるつもりで
I want to make it happen.
その願いをかなえたい。
何としてでも形にしたい。
必ずやり遂げたい。
どうしても実現させたい。
絶対に成功させたい。
将来、歌手になりたい。
itが指すものは、あなたの思い、ねがい、目標です。
このセリフには、必ず、きっと、何としても、といった思いがにじんでいます。
「成功」という単語を使わなくても、いえ、むしろ使わずに、表現することで気持ちが表れます。
かぞえられる=意味のある
Make every action count.
すべての行動を意味あるものにしよう。
どんな行為も価値あるものにしよう。
すべての一歩を結果につなげよう。
ひとつひとつの行動を、数えさせる、つまり、意味のあるようにする、という意味です。
とても、英語らしい表現です。
countとは、カウントする、数えることですが、ひとつひとつ数えるとは、それだけていねいに、意味のあるように、というニュアンスになります。
英語耳°を身につける秘訣は、「ならうーえんじるーたしかめる」というプラクティス行為のひとつひとつを、大切に思う心をもつことです。
Make every action count.
(ひとつひとつの所作が大切)
最も大切なことは、なりきること
プラクティスで最も大切なことは、そのつもりになって演じることです。
絵をみて、その気分になってみましょう。
そうするだけで、あなたのセリフにも変化が現れますよ。
Let’s check!
セリフを演じることは、場面を想像するプラクティス
プラクティスひとつひとつの所作が大切
セリフを身につけることで、いろんな応用がきく
セリフを身につければ、いつでも想像できる