音・リズムとセンスを身につける ルーティンプラクティス (1-13) Okay.

[ツボ1]

最も頻繁に使われるセリフのひとつです。
この短い表現の中に、二重母音がふたつ、入っています。

といっても、むずかしく考える必要はまったくありません。
o u のところで出てきたこととおなじ要領です。

Okayは、オッケーでも、オーケーでもありません。
あえて、カナモジ式で書いたとしても「オゥケィ」です。

e i というふうに、アゴを動かす二重母音です。
二重母音ということばにとらわれず、大事なことはひとつです。

カナモジ式に伸ばすのではなくて、アゴを動かすことです。
アゴを動かせば、自然に音が変わります。

また、「エ・イ」でもありません。ふたつの音ではなく、ひとつの音だからです。
アゴを一回、連続的に動かすということです。
円符(音のまとまり)もひとつですね。

アゴを連続的に動かして、響かせる音。
それが子音K をはさんでつながり、ひとつのことば(ひとつの音)になってるのです。

うまく発音できているかどうかは、かんたんにわかります。
アゴの下に手をあててみるとわかります。(これはどんな言語でもおなじです。)

アゴが動くことで、口の中の空間が変化し、ノドの奥の声帯がふるえて出てきた音を変化させるのです。

口の中、ノドの奥の空間の形で音が決まります。そのために、アゴが素ばやく動せすこと。そのプラクティスです。

Okayは、ひとつで三つのプラクティスができることばです。

[ツボ1] と[ツボ2] が、o u と e i です。
(Okayは、e iの系列にいれましたが、o u の系列にもはいることばでもあります。)

[ツボ3] として、Kの子音があります。

miniプラの顔のイメージで、しっかり、風切り音をだしましょう。

この3つがそろうと、驚くほど、音・リズムの出し方が変わります。
そして、そのつもりになって言えばいうほど(スタンプのイメージをもって)ぐっと手本のふるまいに近づきます!

音・リズムとセンスを身につけるルーティンとしても、このセリフひとつで、幅広くプラクティスできます。

Okay. はプラクティスにふさわしいことばです。

日常的に最も頻繁に使うことばには、おなじパターンでのばして覚えていることばがたくさんあります。
じぶんでも探してみてください。

英語の音・リズムの習得の最大のハードルは、実は、すでに知っている(つもりの)カナモジ音の英語です。
かんたん(と思っている)ことばに、気づきのヒントがつまっています。

以下に、トレイルで配信しているminiプラのリンクを掲載していますので、あわせてごらんください。

トレイル2 ドリル編おと Okay.

はじまりコース (26) Okay.

英プラ「音・リズムとセンスを身につける」ルーティンプラクティス(一覧表・使い方)へ

ルーティンプラクティス (1-14) I’m in.  へ

本トレイル配信のほかに、以下のコースをあわせて活用できます。

はじまりコース では、このセリフの場面ストーリーでプラクティスするminiプラ・エンパレットがあります。
なりきりコース では、この表現とつかった3つの対話やりとりと、どのように使われることばかについて詳しく解説する [ツボノート] があります。