Be yourself.じぶんになろう。
Everybody else is taken.他人にはなれないから、心配はいらないよ。
気持ちをやわらげてくれることばですね。
このことばは、「じぶんらしくあれ」とか、「じぶんに正直に」といった意味で使われることが多いのですが、むしろ、こんなふうに受けとめた方がよいかもしれません。
それは、文字どおり、「じぶんになれ」です。
「じぶんらしく、飾らないでいい、構える必要はないよ」と言われても、そもそも、じぶんのことはよくわからないのですから。
自然体であれとか、じぶんらしくあれ、といわれても、意識的になればなるほど、何をしていいのか、よくわからなくなりますね。
「じぶんらしさ」の答えを探すとなると、かえってたいへんです。
これから、じぶんになれば、いいのです。
そうありたいじぶんに、これからなりましょう。
あせらず、やすまず、すこしずつ。
他の人には、なれない。
だから「じぶんらしく、あれ」じゃなくて、「じぶんしか、なりようがないよ」
じぶんだけではなく、みんなが、そういうじぶん。
じぶんとおなじ他者の存在に気づくことで、はじめて、わかる。
そうだ、これからじぶんになっていく人。
そう気づいた時から、落ち着いて、はじめればよいのです。